協奏交響曲の話題をしつこくもします。
今日は全く知られていない作曲家の作品。
コジェルフのデータ、Wikipedia記事で貼り付けておきます。
私がこの曲を知ったのは20歳代後半。
ある音楽家の方から
「これ、いい曲なんだ、いつか出来るといいのになあ」と仰ってまして、
それ以降、ずっと気になっていたのでした。
その気になる理由、ソリストの楽器編成。
マンドリン、トランペット、コントラバス、ピアノと4人のソリストが必要。
なんという変則的な楽器なんだ!
ヴォリュームのないマンドリンから音量はたっぷりのトランペットまで、
正直、組み合わせはバラバラ。
どう聞こえるのかは、もう録音を聞くしかないでしょう。
YouTubeでアップしてもよかったのですが、どれもが著作権違法の可能性がありますことから、
お手数ですが、CD購入をしてください。
さて、私はコントラバスのソロ楽譜を入手しましたので、時々これを弾いています。
実は、コントラバスの活躍はそれほど多くないのですけれども、
出てくるパッセージのインパクトは大きいです。
大変なのはチューニング。
上の弦から、ラ♭-ミ♭-シ♭-ファ(ドイツ語音名ならAs-Es-B-F)としないといけないのだとか。
あるいは、シ♭‐ソ-ミ♭‐シ♭(ドイツ語音名ならB-G-Es-B)なのか?
とにかく、通常のオーケストラチューニングでは弾けないですし、
いわゆるソロチューニングでも弾けない、
その間を採用するのか、ウィーン式チューニングの半音上なのか、
そんなところ。
なので、大変面倒なこと。
他にもソリストが必要ですし、極めて不経済な曲ですから、演奏機会は滅多にありません。
でも、楽譜はちゃんと販売されています。
可能性は極めて低いのでしょうけれども、
弾ける機会があったら、是非とも弾いてみたいなあ。
果たして、どんな楽しい時間を過ごすことになるのか、体験したいものです。