コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

音楽

2024年がメモリアルイヤーの作曲家たち~アルノルト・シェーンベルク~

このシリーズ3回目は、生誕150年を迎えます、 アルノルト・シェーンベルク(1874-1951:オーストリア)を取り上げます。 いつものごとく、Wikipedia記事を貼り付けておきます。 ja.wikipedia.org 私としては、彼の作曲作品に関心があるというよりは、案外彼…

2024年がメモリアルイヤーの作曲家たち~べドルジハ・スメタナ~

年始になると、恒例のように「○○○○年がメモリアルイヤーの作曲家たち」と題したBlog記事を書いている私ですが、 今年も音楽家らしく、このシリーズを書こうと思います。 といっても、昨年末にはフライングでクーセヴィツキー生誕150年のことを書きました。 h…

昨年に引き続き、ベートーヴェンの第九を弾いてきました

本日、ベートーヴェンの第九公演でした。 hiratea.hatenablog.com 昨年は体育館で極寒の中での演奏、 それに比べたら、今年はちゃんとホールで演奏出来るのですから、そりゃ快適でしたよ! まあ、それはそうとして、 ベートーヴェンの第九を演奏している時、…

モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」序曲

今週23日(土)はベートーヴェンの第九公演に出演予定の私。 hiratea.hatenablog.com この公演、メインの第九の前に、 モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」より序曲が演奏されます。 私、勘違いをしていました。 今まで演奏したことがあると思い込んでいた…

2024年がメモリアルイヤーの作曲家たち~セルゲイ・クーセヴィツキー~

「○○○○年がメモリアルイヤーの作曲家たち」のシリーズをこのBlogで書く時、 年始早々に書くことを習慣にしていた私ですが、 今日のBlog記事はフライングして、来年2024年のメモリアルイヤーの作曲家たちを書きます。 というのも、来年は結構多いのですよ。 …

ベートーヴェンの第九の季節がやってきました

本日、ベートーヴェンの第九公演の練習日、 ちなみに、公演のフライヤーは以下のもの。 昨年に引き続き、私は首席コントラバス奏者として出演。 今日もしっかりと練習をしてきました。 やはり、昨年経験をしていることから、ちょっとだけ余裕を持って準備が…

思い出のある作品たち

昨日、NHKのEテレで放送された「クラシック音楽館」を視聴しました。 昨日はこんな内容。 www.nhk.jp いろいろと思うことが多かった演奏でしたが、 ここでは極めて個人的な思い出をフラッシュバックします。 というのも、演奏された曲目、私にとって何らかの…

ベートーヴェンの第九のシーズンがやってきました

師走を迎え、いよいよ今年も残り少ない日数となってきました。 日本のクラシック音楽界での年末の恒例行事は、なんといってもベートーヴェンの第九、 すなわち、ベートーヴェン作曲の交響曲第9番「合唱付き」の演奏が目白押しとなる時期です。 私はこの習慣…

グリエールが弾きたい

昨年勃発したウクライナ侵攻、 まだまだ終わりが見えない、混沌とした状況に心を痛めている私。 勿論、ガザ地区の惨状も無視できません。 ところで、昨年に3度にわたって、ウクライナ支援チャリティーコンサートに出演した私は、 ウクライナのキーウ出身の作…

音楽家もエンターテイナーなのかなあ?

本日、指揮者業務として、以下のフライヤーの演奏会に出演していました。 私が指揮者として出演したのは、3部構成の最後のステージのみ。 その40分弱の時間、少々ハラハラしましたが、なんとか無事に終演することが出来まして、安堵の気持ちです。 私の中で…

アインシュタインが演奏したピアノが奈良にある

こんなニュース記事を見ました。 www3.nhk.or.jp そのピアノ、なんでも101年前のものだとか。 そのピアノはいわゆるアップライトピアノ。 アップライトピアノが101年も経過しても維持できるんだということに驚いた私。 というのも、私が所有しているピアノが…

土日は音楽家

この土日の私、めちゃめちゃ音楽家業務でした。 昨日はコントラバス奏者として演奏会出演。 こんな演奏会でした。 hiratea.hatenablog.com 弦楽五重奏のメンバーとして、子どもたちのピアノやヴァイオリンの演奏と一緒に演奏したり、 ダンスとヴォーカルにあ…

主役は子どもたち

先月22日、子どもたちのピアノやヴァイオリンに、弦楽五重奏がバックで弾くという演奏の仕事がありました。 hiratea.hatenablog.com そこで演奏した中から6人が選ばれて、今月18日に次の公演に出演することとなりました。 ということで、今回も弦楽五重奏の…

ロッシーニの「一滴の涙」

ロッシーニが1858年に作曲された「一滴の涙」 原語のイタリア語では「une larme」となるのですが、 私はこの曲の原曲がコントラバスとピアノということに長く疑問を抱いていた時期がありました。 ですが、自筆譜を見ると、正確にコントラバスとはなく「バス…

みんな集まれ! こどもうたまつり

今日は文化の日、祝日です。 ひょっとしたら、今日から三連休という方もいらっしゃるでしょうが、 私はレッスン業務の3日間です。 ところで、文化の日ならではの番組を視聴しました。 こんな番組でした。 www.nhk.or.jp 若かった頃の私なら、こんなことに全…

青野原俘虜収容所跡地にて、青野原楽団演奏会

昨日、兵庫県加西市にある青野原俘虜収容所跡地にて、 青野原楽団による演奏会が開かれ、 私は2週間前に引き続きエキストラ出演でした。 以下がそのフライヤー。 演奏会は野外でテントを設営したもの。 これ、何が怖いかって、風が強く吹いて、譜面台が倒れ…

子どもたちに貴重な体験をさせてあげることが出来ました

本日、以下のフライヤーの内容の演奏をしていきました。 弦楽五重奏をバックに普段は一人で弾くピアノの曲を弾いてみませんか、 弦楽五重奏をバックに普段はピアノ伴奏のヴァイオリンの曲を弾いてみませんか、 そんな体験が味わえる体験会が開催されたのでし…

ベートーヴェンのロマンス第2番をコントラバスで弾く?

ベートーヴェンがヴァイオリンとオーケストラのために作曲した「ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50」 これ、とっても有名な曲でして、当然に人気が高い。 私もオーケストラで弾いたこともありますし、ピアノ伴奏の仕事でも弾いたことがありました。 でもねえ、さす…

八分休符の捉え方

本日、とあるギターアンサンブルの練習日、指揮者業務でした。 来月に公演を控えていますから、練習も追い込みモード。 みなさん、意欲的に練習されている様子、嬉しい限りです。 今日の練習、一つ大きなテーマを追求しました。 拍の頭に八分休符があって、…

青野原楽団、神社で公演

兵庫県加西市にある戦争遺跡の歴史を伝える活動を行う楽団があります。 その名も「青野原楽団」 編成はピアノに弦楽五重奏(ヴァイオリン2本、ヴィオラ、チェロ、コントラバス) 青野原捕虜たちの収容所に収容されていたオーストリア捕虜たちも訪れたことの…

カプッツィのコントラバス協奏曲

私が大学受験の時(1992年~93年の頃)、 当時受験した京都市立芸術大学を含む、いくつかの大学のコントラバス専攻の試験曲に、 カプッツィのコントラバス協奏曲 ニ長調 の第1楽章が採用されていました。 当然、当時の私もこの曲を練習していたのでして、 懐…

ザイツのヴァイオリン協奏曲

ちょっとした仕事の都合で、ザイツのヴァイオリン協奏曲をいろいろと勉強中。 ヴァイオリンを学習している人には、とっても有名な人物ですけれども、 私のようなコントラバス奏者にとっては、それほど馴染みがないのも事実。 ちょいと調べるために、手抜きで…

楽器を運ぶのは大変なのよ

SNSで、コントラバスの運搬に関する話題が出ました。 それらをまとめた記事がありましたので、ここに貼り付けておきます。 news.yahoo.co.jp 議論に参加したら、いろいろと面倒なことも起こるので、 こういう場合の私は、もっぱらちょっと時期をずらしたりし…

オンスローって誰やねん?

実に聞きなれない作曲家の名前を紹介します。 フランスの作曲家、ジョルジュ・オンスロー(1784-1853)という人物。 またまた手抜きでWikipediaの記事を貼り付けておきます。 ja.wikipedia.org 室内楽を愛する私のようなコントラバス奏者にとって、 彼の作品…

1管編成の楽譜を販売しています

2021年1月、京都府京田辺市に小さなプロオーケストラが誕生、 発足時からコントラバス奏者として関わっています私です。 そのオーケストラ、弦楽器は3-3-2-2-1、 管楽器は全て1本ずつの7名、あとは打楽器奏者1名が基本編成。 勿論、ベートーヴェンの第九なん…

大学の同期の友人のピアノリサイタルを終えました

昨日、大学の同期の友人のピアノリサイタル、大盛況にて終了しました。 昨日の夜、ソリスト本人が早速Blog記事を投稿していました。 ameblo.jp リサイタルのチケット前売状況から、来場者数を300名から400名を予想していたのですが、 リサイタル前日に朝日新…

「音楽の冗談」が通じない

真面目な印象が強いクラシック音楽にも、 実は不真面目な「冗談」が扱われることもしばしば。 古典的な作品ならば、モーツァルトの「音楽の冗談」が真っ先に思い浮かびます。 この作品について、なかなか詳しい論文が見つかりましたので、以下に貼り付けてお…

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ

今年の5月に、私は以下のBlog記事を投稿していました。 hiratea.hatenablog.com これを書いた時期、実は以下の公演の出演が決まっていました。 saoshitakazumi.com プログラムを知った時、思わず 「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズをするん…

ハイドンとバリトン

先日、こんな演奏会を聞きに行きました。 かなり昔から関心を抱いているバリトンという楽器、 (声楽のバリトンではありませんよ!) この楽器が入った室内楽で、ハイドンが作曲したバリトン三重奏曲は130曲弱もあるほどの膨大な作品数。 この作品群が演奏さ…

日本語訳にするにばどうしたらいいの?

デンマークの作曲家で一番有名な人物に、カール・ニールセンがいます。 作曲家のデータはいつものようにWikipediaの記事を貼り付けておきます。 ja.wikipedia.org 正直に申して、私は彼の作品を演奏したことはありませんでした。 そして、彼のことを特に関心…