コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

合唱コンクール

昨日のニュースで、「合唱コンクール」のワードが出てきました。

まだ断定されたわけではないのですが、クラスター発生の原因として考えられているのが、合唱コンクールだったとのこと。

まだ調査段階だと思いますので、軽率なことを書くのは慎みますけども、

音楽教育者としての顔も持つ私としては考えさせられたニュース。

 

現在、私が非常勤講師として勤務しています学校、

例年は中学1年生のみ合唱を文化祭のステージで披露するという取り組みのようです。

今年度は中止となりました。

音楽の授業でも合唱、声楽のメニューは一切行えていません。

そして、飛沫感染のリスクはそれほど高くはないとのデータも出たとされているリコーダーも行っていません。

これは現状の感染状況を鑑みての判断です。

 

音楽教育を担う者としては、上記にある実技が出来ないことは、大変に苦しいものです。

出来る実技は打楽器や弦楽器くらい。

現実的には出来ることは限られてきます。

 

時折、周辺の学校から打楽器アンサンブルの音やリコーダーの音が聞こえてきます。

授業で実施しているのでしょう。

思わず「いいなあ~」と羨ましく思ってしまいます。

そして、「今までの授業で出来たように実技がしたいなあ」と思ってしまいがち。

ですが、現在の勤務している学校の置かれた状況や環境を考えると、

「いやいや、やっぱり無理だ」と冷静に分析をしている私。

 

コロナ禍の状況で音楽の授業をするあらゆる困難、

音楽教育を担う全ての人が抱えるジレンマです。

時々、辛く感じるものですが、

やっぱり、今はぐっと我慢をして、出来ることを遂行していくのみでしょうか。