流行語大賞が発表されました。
今年の大賞、「3密」だとか。
なるほどね、そこになりましたか。
まあ、ノミネートされた言葉の中には、やはり新型コロナウイルス感染に関係する言葉が多かったのは、世相の反映とも言えると思います。
選考委員の方で言語学者の金田一秀穂さんが面白いことを言っておられました。
そのまま引用します。
“3密”は健気な日本語である。結婚の条件としての“3高”。大変な肉体労働を表す“3K”。いくつかある大切な項目をまとめる言い方が日本語にはあって、得意技ともいえる。この悲劇的厄災の中にあっても、日本語はその特性を発揮して注意すべき心得をまとめて表し、予防を喚起した
そういえば、結婚の条件の3高とは、高学歴、高身長、高収入。
今どき、もう古い価値観かもしれませんね。
そして、肉体労働の3kとは、きつい、汚い、危険。
でもねえ、危険は避けたいですが、きつい仕事は程度を超えてはいけませんが、あることはあると思いますしねえ。
汚い仕事も、場合によって汚いものを処理することも必要になることもあるでしょうからねえ。
そうそう、昔から、3〇みたいな言葉、結構あったのですよね。
クラシック音楽の用語ならば、よく「3大○○」みたいなカテゴリーで括ったり。
日本語の特性なんですね。
来年以降には、どんな3〇が産まれるのでしょうか?