フニクリフニクラ(Funiculì funiculà)
1880年に作曲されたイタリアの歌。
登山電車が開通したものの、あまり利用されなかったことから、宣伝のために作曲されたのだとか。
かなり昔の話ですが、私が高校2年生の音楽の授業を担当した際、
この曲を授業で採用しました。
ちょうど、音楽Ⅱの教科書に掲載されていました。
その時、原語のナポリ語を歌うなんて、難しすぎますから、教科書に掲載されていた日本語訳による歌唱でした。
でも、今思い返したら、当時の生徒たちはあまり楽しんでいなかったのかもしれません。
だってねえ、替え歌の「鬼のパンツ」の方がインパクトあるしねえ、
そっちの方が楽しいでしょうからねえ。
さて、私の音楽教員生活の中で、高校2年生以上の科目、いわゆる音楽Ⅱや音楽Ⅲを担当することは、それほど多くなかったのでした。
というより、その科目を設置している学校はかなり少ないと思われますし、
私がこれまでに勤務した学校さんには科目設置はされていませんでした。
でも、ひょんなことから、この「フニクリフニクラ」はまだ教科書に掲載されていることを知りました。
思わず、時代が変わっても、引き続き歌われる曲なんだなあと思ったもの。
まあ、現在はコロナ禍の状況ですから、歌唱そのものが授業で実施されていることは極めて少ないと思われますから、曲の使用状況はかなり低いでしょうし、
そもそも科目設置されている学校が少ないでしょうから、余計に利用頻度は低いでしょうね。
でも、幼児教育系のコースを設置しているような学校さんなら、
「鬼のパンツ」で学習するかも?
しかも、振り付け付きで。
確かに、幼児教育の教材には使いやすいですね。
ただ、私自身は今のところ、その必要はないのですけども。