2年前の4月、私はベートーヴェンのトリプルコンチェルト(三重協奏曲)の演奏に関わっていました。
イタリアからピアノ三重奏団が来日、そのトリオとオーケストラとの共演は、
当時の私には大変刺激的な出来事であり、大きな学習にもなり、
非常に良い思い出として残っています。
当時の演奏会で同じプルトを組んでいたコントラバス奏者の人と、こんな会話をしたことがありました。
「トリプルコンチェルトって、ベートーヴェン以外にないのですかねえ?」の質問に、
「さあ、あるのかもしれないけれども、全然知らないなあ。」との私の答え。
「やっぱり、次に彼らが来日して共演するときも、ベートーヴェンの作品かなあ。」との私の問いかけに、
「他の曲もあったら、面白いのになあ」との答え。
さて、あれから2年が経過したのですが、
ひょんなことから、素敵なトリプルコンチェルトがあることを知りました。
しかも、その曲、なんと今年の12月に名古屋で公演があるのだとか。
まずは、作曲者はアルフレード・カゼッラです。
作曲者のデータをWikipediaで記載しておきます。
彼が書いたトリプルコンチェルト、意図的だと思われますが、作品番号が56。
ベートーヴェンの作品も56ですから、完全に意識しているだろうと想像できます。
そんな作品ですが、作風は全く違います。
とにかく、聞いてみるのが一番。
下記に演奏動画を貼り付けておきます。
聞いてみて、私は一発で気に入りました。
楽譜はデジタルでスコアが入手可能。
多分、パート譜はレンタルなのでしょうかねえ?
まだまだ先のことですが、まずは今年の12月、名古屋まで出向いて聞いてみようかなあ?