コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

ヒンデミットの不思議な作品

昔から、ヒンデミットの作品には関心が高かった私。

そうそう、パウルヒンデミットは20世紀ドイツを代表する作曲家の一人。

でも、クラシック音楽にあまり馴染みがない方にとっては、少々敬遠される作曲家なのかもしれません。

ただ、私は気に入っている作品がいろいろとあるので、どちらかといえば好きな作曲家の一人です。

 

彼が残した唯一のコントラバスソナタなんて、何回も弾いてきていますし、

クラリネットコントラバスのデュオ「音楽の花園」も取り上げたことがありましたが、これも面白い作品でしたね。

 

さて、現在の私が気になってしょうがない作品があります。

その曲、まずはドイツ語のタイトルは「Anekdoten fur Radio」というもの。

後に、タイトルが変わり「5つの楽器による3つの小品」となるのですけれども、

元々のタイトル、どういう意味なのでしょうか?

 

久しぶりに独和辞典を用いて調べた私、

Anekdote という単語で「逸話」とか「笑い話」という意味だとか。

Anekdoten fur Radio は直訳すれば「ラジオの逸話」となるのか?

確かに、ラジオドラマとかに使われそうな音楽にも聞こえます。

楽曲に関するデータがヒンデミット財団のサイトにありますので、

そちらを貼り付けておきますが、ドイツ語によるものです。

www.hindemith.info

 

この曲の演奏、次の動画の7分10秒のところから見つけられます。

www.youtube.com

 

それにしても、なんだか変わった不思議な作品です。

コミカルでもあり、ミステリアスでもあり、ダンスの要素もあり。

滅多に演奏されないようですが、私は弾いてみたいなあ。

編成はヴァイオリン、コントラバスクラリネット、トランペット、ピアノです。

なんじゃ、この滅茶苦茶な楽器編成は!