昔から、ヒンデミットの作品には関心が高かった私。
そうそう、パウル・ヒンデミットは20世紀ドイツを代表する作曲家の一人。
でも、クラシック音楽にあまり馴染みがない方にとっては、少々敬遠される作曲家なのかもしれません。
ただ、私は気に入っている作品がいろいろとあるので、どちらかといえば好きな作曲家の一人です。
彼が残した唯一のコントラバス・ソナタなんて、何回も弾いてきていますし、
クラリネットとコントラバスのデュオ「音楽の花園」も取り上げたことがありましたが、これも面白い作品でしたね。
さて、現在の私が気になってしょうがない作品があります。
その曲、まずはドイツ語のタイトルは「Anekdoten fur Radio」というもの。
後に、タイトルが変わり「5つの楽器による3つの小品」となるのですけれども、
元々のタイトル、どういう意味なのでしょうか?
久しぶりに独和辞典を用いて調べた私、
Anekdote という単語で「逸話」とか「笑い話」という意味だとか。
Anekdoten fur Radio は直訳すれば「ラジオの逸話」となるのか?
確かに、ラジオドラマとかに使われそうな音楽にも聞こえます。
楽曲に関するデータがヒンデミット財団のサイトにありますので、
そちらを貼り付けておきますが、ドイツ語によるものです。
この曲の演奏、次の動画の7分10秒のところから見つけられます。
それにしても、なんだか変わった不思議な作品です。
コミカルでもあり、ミステリアスでもあり、ダンスの要素もあり。
滅多に演奏されないようですが、私は弾いてみたいなあ。
編成はヴァイオリン、コントラバス、クラリネット、トランペット、ピアノです。
なんじゃ、この滅茶苦茶な楽器編成は!