来週の金曜日、弦楽合奏で一般非公開の演奏会があり、私はコントラバス奏者として出演予定です。
この演奏会、本来ならば5月に開催の予定でしたが、緊急事態宣言が発令されたために延期となった公演。
今回こそ、無事に開催されることを祈るばかりです。
ところで、この公演では、ホルストのセントポール組曲を演奏の予定。
どんな曲かって?下記に演奏動画を貼り付けておきましたよ。
この曲、私はこれまでに何回弾いたかなあ?
ちなみに、大昔には指揮もしたことがあったと思います。
事実、演奏頻度も極めて高いのです。
そこで考えました。人気が高い理由を。
1.演奏時間が手頃
→全楽章を通しても12分くらいと長くもなく短くもない。
2.作曲の経緯から、学生たちのために作曲された
→そのことから、学生の弦楽合奏で取り上げられる機会が多い。
ということで、学生たちにも人気の曲。
3.楽想がわかりやすい
→作曲の年代が1912年から13年なのですが、イギリスの香はたくさんしますけれども、
20世紀特有のコンテンポラリーな色彩は全くなし。
4.最終楽章がとっても親しみやすく、終曲性も高い
→この楽章、ホルスト自身の作品である「吹奏楽のための第2組曲」の第4曲からの転用。
この主旋律である「ダーガソン」がずっと奏でられますが、2度出てくる「グリーンスリーブス」の主題と同時に演奏されるところは気持ちがいい。
特に、2度目のグリーンスリーブスが登場する時はとっても感動的。
この夏、私の心を癒してくれる1曲になりそう。
お願いですから、無事に演奏会が開催されますように。