コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

ホルストのセントポール組曲

来週の金曜日、弦楽合奏で一般非公開の演奏会があり、私はコントラバス奏者として出演予定です。

この演奏会、本来ならば5月に開催の予定でしたが、緊急事態宣言が発令されたために延期となった公演。

今回こそ、無事に開催されることを祈るばかりです。

 

ところで、この公演では、ホルストセントポール組曲を演奏の予定。

どんな曲かって?下記に演奏動画を貼り付けておきましたよ。

youtu.be

 

この曲、私はこれまでに何回弾いたかなあ?

ちなみに、大昔には指揮もしたことがあったと思います。

事実、演奏頻度も極めて高いのです。

そこで考えました。人気が高い理由を。

 

1.演奏時間が手頃

→全楽章を通しても12分くらいと長くもなく短くもない。

 

2.作曲の経緯から、学生たちのために作曲された

→そのことから、学生の弦楽合奏で取り上げられる機会が多い。

 ということで、学生たちにも人気の曲。

 

3.楽想がわかりやすい

→作曲の年代が1912年から13年なのですが、イギリスの香はたくさんしますけれども、 

 20世紀特有のコンテンポラリーな色彩は全くなし。

 

4.最終楽章がとっても親しみやすく、終曲性も高い

→この楽章、ホルスト自身の作品である「吹奏楽のための第2組曲」の第4曲からの転用。

 この主旋律である「ダーガソン」がずっと奏でられますが、2度出てくる「グリーンスリーブス」の主題と同時に演奏されるところは気持ちがいい。

 特に、2度目のグリーンスリーブスが登場する時はとっても感動的。

 

この夏、私の心を癒してくれる1曲になりそう。

お願いですから、無事に演奏会が開催されますように。