先日、CDを3枚購入。
今日はその中から1枚について。
そのCD、以下のサイトで、その内容を見てください。
どれも20世紀の作品ですが、どの曲も入りやすいものでして、私は気に入ったアルバムなのですが、
中でも私がお目当てだった曲は、マルティノフのカム・イン(Come in !)
2008年8月、私はこの曲の日本初演の公演を見ていました。
当時、曲に関することは全く知らず、
予備知識なしで聞いたのですが、
客席にいた私は完全にのめりこんで聞き入っていたのでした。
聡明な弦楽合奏は、どこまでも続く天井の世界を表現しているのでしょうか。
突然、ウッドブロックが鳴り、チェレスタが奏で、そして唐突に音が切れる。
独奏ヴァイオリンの調べが悲しみを誘い、
30分の演奏時間でしたが、終わることのない永遠の階段を登っていくような気分で聞いていたことをよく覚えています。
客席からはすすり泣く人もちらほら。
ヒーリングミュージックのようで、ミニマルミュージックのようで、
いやいや、そのような分析よりも、これは一度聞くべしでしょう。
CDを聞いて、私は当時の思い出が蘇り、聞いていると胸が熱くなる思い。
そういや、誰かが「この曲を俺の葬式で流してほしい」なんて言っていたかなあ。
じゃあ、私は自分の葬式までにこの曲が弾きたいなあ。
それまでの時間はまだまだたっぷりとあります!