7月、中学1年生の授業で音楽鑑賞をしました。
鑑賞教材はヴィヴァルディの四季。
なかなかしっかりとこなしてくれた生徒のみなさんでしたので、
もう少し何らかの形を見せてくれてもいいのかなあと思い、
実技課題を課すことに。
ヴィヴァルディの四季から「春」の第1楽章冒頭部分、
ヴァイオリンの独奏が出る直前までの部分を、キーボードを使って弾いてみるということ。
ピアノの学習歴がない生徒さんもいますから、
まずはハ長調でメロディだけ。
上手くいけば、左手も付けてみて、
それでも飽き足らなければ、原調のホ長調でのピアノ譜を練習。
ところが、キーボードの台数が足らないのですよ。
そこで、ローテーションを編成して、キーボードを触っていない時間に、
ハンドベルをしてみることに。
3人から6人のチームを編成して、
原調のホ長調でメロディを演奏してみるということ。
50分の授業中にキーボードを練習している時間とハンドベルをしている時間と両方ありますから、
なかなかの忙しさ。
ですが、この取り組み、生徒たちは楽しいようです。
鍵盤を触るということもいい勉強ですし、
ハンドベルは一人ではなにも出来ませんから、他者とのチームチャレンジが問われるということもいい勉強になりますし、
折角聞いたクラシック音楽の作品を実際に音にしてみることもいい勉強になりますし、
音楽教育としても人間教育としても、いいメニュー。
ただねえ、感染症対策は大変!
まさか、楽器に消毒液はかけれませんから、生徒たちの手にしっかりと消毒、
蜜にならないようにする、
換気をしっかりとする、
などなど、コロナ禍の状況なので、神経を使います。
でも、しっかりと対策をして実技の取り組みをすることも大切かと思っています。