好き嫌いが分かれるところですが、私個人としての感触では、ヒンデミットの作品は好きな部類に入ります。
好きでなければ、彼のコントラバス・ソナタなんて、何回も演奏しませんでしたし、
他にも、クラリネットとコントラバスのための「音楽の花園」とか、
チェロとピアノのためのやさしい3つの小品、
以上を演奏した経験があります。
私の今後の演奏活動において、果たして演奏する機会が訪れるのかどうかは予想が付きませんが、
先日、こんな演奏動画を見つけました。
ヒンデミットの室内音楽第1番という曲。
作曲されたのが1921年と今から100年ほど前の作品。
なんだか滑稽でユーモラスでもあり、また時代の反映のようにも聞こえてきたり、都会の喧騒を描いているようにも思えたり、
私のアンテナにピタリとはまってしまった作品。
ひょっとしたら、コロナ禍の現在だから興味が深まってしまった作品なのでしょうか。
この作品、タイトルが室内音楽ですから、
演奏者の数は非常に少ないのですけれども、
(演奏者は12名、指揮者が加わると13名)
音楽のスケールは人数以上のようにも感じます。
近年の私は室内オーケストラでの演奏が多くなりましたので、
こんな曲も弾いてみたいなあと思うこの頃です。