当然のことですけれども、
音楽の前では人は平等であるべきです。
男女においても同様のことです。
とはいえ、クラシック音楽を演奏している立場として、これはどうしようもないことがあります。
それは、クラシックの名曲を作曲してきた人物の割合は、圧倒的に男性がほとんどということ。
ただ、今の時代は作曲家の男女比も変わってきていますから、
今後は変化していくかもしれません。
そんな中、ある一人の女性作曲家を知ることとなりました。
19世紀フランスで活躍したルイーズ・ファランクです。
いつものことながら、Wikipediaの記事で紹介。
彼女のことを知ったのは、ピアノ五重奏曲第1番という作品を聞いてから。
素敵でいい音楽だなあと思って調べたら、たまたまヒットしたという具合。
私が気に入ったピアノ五重奏曲第1番とは、こんな曲。
同じ編成で第2番もありますし、
木管五重奏に弦楽器4人が加わった九重奏曲もありますし、
コントラバス奏者としては、彼女の室内楽作品を演奏することは、かなり魅力的なことです。
無名な彼女ですが、これからは注目を集めていくことを願うばかりです。
かなり昔は「オーケストラは男社会であるべき」とか
「指揮者に女性なんて考えられない」みたいな風潮があったのですが、
今の時代でこんなことを考えていたら、一発アウト。
そんな気持ちも込めての文章でした。