いきなりですが、カール・アマデウス・ハルトマンという作曲家をご存知でしょうか。
Wikipediaの記事を貼り付けておきます。
彼の生没年は1905年~1963年、ドイツの現代音楽の作曲家。
ポイントはナチス・ドイツ政権と重なること。
ナチスへの抗議を音楽で示したことにより、自作作品の演奏は1945年までなくなりました。
いわゆる「国内亡命」という状況だったのでした。
彼の作品を私が初めて聴いたのは2006年。
その作品が「ヴァイオリンと弦楽合奏のための葬送協奏曲」
当時の私は、その作品のメッセージに強烈なインパクトを覚え、
以後、CDも購入して、よく聞くようになりました。
どんな作品なのか?演奏動画を貼り付けておきます。
この曲は1939年に作曲されました。
ちょうど、第2次世界大戦が勃発した時期。
ナチスへの激しい怒りと深い悲しみを表現した作品のように思えます。
ここまで書いたら、もう何が言いたいのかがわかると思います。
こんなご時世だからこそ、聞いておきたい曲ですし、
もしも機会があれば演奏体験を持ちたい曲です。