本日、京都府京田辺市で行われました、ウクライナ支援チャリティーコンサート
無事に終了することが出来ました。
会場には収容定員いっぱいのお客様がご来場下さり、
誠にありがとうございました。
今回のコンサートの出演の話を聞いた時、
私は何も出来ていない状態に悶々としていました。
出演依頼をすぐに決めたのは、この事態に何かをしたいといった思いが強くあったからだと思います。
音楽家ですから、音楽を奏でること以外には全く役に立たないのです。
ならば、音楽をすることでお役に立てれることは、今回のチャリティーコンサートに出演することだったのです。
今回のコンサート、私はまず十八番であるギュットラー作曲「グリーンスリーブスの主題による変奏曲」を演奏しました。
無伴奏コントラバス曲で「こんなことをコントラバスもするんだ」みたいな導入を考えていました。
そして、ウクライナのキエフ(キーウ)出身の作曲家、グリエール(フリイェール)作曲のコントラバスとピアノのための「間奏曲(インテルメッツォ)」を弾きました。
望郷の念を描いたような音楽に祈りの要素が含まれたデリケートな音楽なだけに、
今の心境で演奏するには大変勇気が必要な曲でしたが、
「ここは逃げないで演奏する責務があるんだ」と言い聞かせながらの演奏だったかなあ?
残念ながら、ウクライナ情勢は悪化の一途をたどっています。
泥沼化、長期化の懸念が広がる状況、本当に心が痛みます。
はやくこの悪夢が終わってほしい、
この願いで会場が包まれてのコンサートとなったこと、
意義深いことと認識しています。
出演依頼をしていただきました主催者には感謝の気持ちです。
それだけ、演奏してよかったと思っています。
<追記(2022.3.28)>
募金に関しましての詳細は、主催者特設サイトをご覧ください。