シューマンの「アダージョとアレグロ」はホルンとピアノのための作品、
とてもいい曲なので、いろんな楽器による演奏があります。
私自身、昔から好きすぎて、
過去にコントラバス独奏で何度も弾いた曲。
ただし、昔は原曲の調性である変イ長調では演奏しませんでした。
当時、私が演奏した調性はハ長調。
(イメージを掴んでもらいたいので、ハ長調で演奏された演奏動画を貼り付けておきます。)
私は過去にこの曲をあまりにも弾きすぎたので、しばらく封印していました。
その後、機会があって、この曲を別のコントラバス奏者の演奏で聞きました。
その時の演奏、調性は原曲よりも短2度高いイ長調。
(またまた、演奏動画を貼り付けます。)
そうそう、楽器の特性から考えて、ソロチューニングを採用していることも鑑みますと、
イ長調の演奏はもっとも楽器にとっては自然のことなのかもしれません。
ただ、私はこの調性で演奏をしたことはありません。
ところで、この曲を他の楽器で演奏する場合、原曲の調性で弾いているケースがほとんど。
やっぱり、原曲の調性である変イ長調は無理なのかなあ?
そんなことを考えていた矢先、変イ長調で演奏している演奏動画を見つけてしまいました。
なんだ、出来るんだ!
思わず、本当に久しぶりに、自宅で弾いてみました。
勿論、弾いたことのない変イ長調の楽譜を使用。
「案外、こっちの方が今は好きかもしれない」というのが私の率直な感想。
楽器の鳴り具合も、最近の私は渋みのある音色が好きだからかもしれませんが、
何よりも、ピアノとの対話が楽しそう。
ピアノパートも弾いてみて、その楽しさが想像出来てしまうのでした。
ということで、しばらくの間、私はこの曲の練習を課題にすることとします。
おっと、こういう場合の学習には、ピアノも弾いて勉強しますよ。
これで楽しさ2倍!
ここで、少しだけ脱線した話を。
3つめの動画でピアノ弾いている女性はアンナ・フェドロヴァは
ウクライナのキーウ出身のピアニスト。
偶然に見つけた動画がウクライナとつながるということに驚きの私!