コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

デュカスの魔法使いの弟子

2018年3月、私は映画音楽のオーケストラ公演に出演していました。

映画音楽を演奏するというのに、

1曲だけ、クラシック音楽の作品が混じっていました。

その曲、デュカスの交響詩魔法使いの弟子』でした。

 

なんで混じっているのだろうか?

なんて、当時は映画についての見識がまるでなかった私だったので、

ディズニーのアニメ映画「ファンタジア」に使われていたということを失念していたのでした。

 

ところで、当時のことを思い起こすと、

譜面をもらって、準備を進めていると、「?」と思うことが出てきました。

オーケストラの人数が少ないのでは?

依頼主に聞いてみると、コントラバスはどうも私一人だけのよう。

なんと、20名ちょっとの人数による小さなオーケストラでの演奏ということ。

 

この曲の練習は実に大変でした。

小編成用の楽譜を使用したのではなく、原曲の楽譜と2台ピアノの楽譜を使用して、

現場でいろいろと音を修正する作業。

これをオーケストラメンバーが自発的に動かなければ解決できない状態だったのですから、凄く疲れたことをよく記憶しています。

では、どんな演奏になったのでしょうか?

演奏の記録が残っています。

youtu.be

 

さすがに原曲の響きとは違うものの、案外別な楽しみが味わえるかもと思った次第。

私なりには苦労した甲斐があったかなあと自画自賛

 

さて、あれから5年後、まさか同じ編成で再演する機会が今月26日にあります。

その公演、すでに告知していますけれども、改めてお知らせいたします。

 

またまた、コントラバスは私一人ですけれども、

今度はどんな音作りになるのか、楽しみであることには間違いありません。

みなさまのご来場をお待ちしております。