前回の記事に引き続き、本ネタが続きます。
読書をする時間があまりない私なのですが、
次の本は300ページを超える分量なのに、一気に読み切りました。
安壇美緒『ラブカは静かに弓を持つ』(集英社 2022年)
スパイ小説なんて現実離れしていてくだらない、そう思っていた私。
はじめは本屋さんで陳列されてあるこの書物を読む気はなかったのに、
昨年確定した著作権に関する判決が私にとってあまりにもタイムリーなものだったので、
結局は地元の図書館から借りて読むことに。
ところが、読んでみたら、どんどんと沼にはまっていく私。
ストーリーの展開は非現実性を感じることはなく、
読みながら、実際にチェロの音が聞こえてくる錯覚を覚えたもの。
主人公とチェロ講師との関係は果たしてどうなってしまうのだろうかと、
ハラハラドキドキしながらの読書。
これはよかった、読後の率直な感想です。
ネタバレはいけないので、詳細なストーリーは書きませんけれども、
私はお薦めの本です。
これ、映画化しないかなあ?
ちょっと難しい問題がある気がしますけれども。