アルノルト・シェーンベルクという人物、
20世紀の現代音楽を語る上では、無視することのできない重要な人物ですが、
正直、苦手に思う方が多数いらっしゃることも事実。
そりゃあねえ、無調とか十二音技法とか、凡人の私には「?」が頭の中で浮かぶことが多いのですけれども、
慣れていけば、それはそれで「なるほど、そういうことか」とスルメイカを食べていくような味わいがあるような。
でもねえ、「浄められた夜」とかのような、後期ロマン主義の音楽の方が、聴いてすぐに耳馴染みがして、直感的には心地よいことも事実。
そこで、最近好んで聞いている作品をひとつ。
その作品名、「室内交響曲第1番」
曲のデータをWikipedia記事で紹介。
この曲、楽器編成が極めて変則的。
弦楽器が5人、管楽器が10人、合計15名。
弦楽器より管楽器の方が倍の人数なんて、どうなっているのだろうか?
では、聞いてみましょう。いつものように、演奏動画を貼り付けておきます。
最初に聞いた時、「リヒャルト・シュトラウスみたいだなあ」というのが第一印象。
少ない人数の演奏者なのに、雄大なスケールというか、宇宙的な音響の広がりというものを感じたりして、
私はとても気に入りました。
この曲、弾けたらいいのになあ。
ちなみに、こんな演奏動画もありました。
こちらは、弦楽器を増員したもの。
これもいいなあ。