コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

シェーンベルクの室内交響曲第1番

アルノルト・シェーンベルクという人物、

20世紀の現代音楽を語る上では、無視することのできない重要な人物ですが、

正直、苦手に思う方が多数いらっしゃることも事実。

そりゃあねえ、無調とか十二音技法とか、凡人の私には「?」が頭の中で浮かぶことが多いのですけれども、

慣れていけば、それはそれで「なるほど、そういうことか」とスルメイカを食べていくような味わいがあるような。

 

でもねえ、「浄められた夜」とかのような、後期ロマン主義の音楽の方が、聴いてすぐに耳馴染みがして、直感的には心地よいことも事実。

そこで、最近好んで聞いている作品をひとつ。

その作品名、「室内交響曲第1番」

曲のデータをWikipedia記事で紹介。

ja.wikipedia.org

 

この曲、楽器編成が極めて変則的。

弦楽器が5人、管楽器が10人、合計15名。

弦楽器より管楽器の方が倍の人数なんて、どうなっているのだろうか?

では、聞いてみましょう。いつものように、演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

最初に聞いた時、「リヒャルト・シュトラウスみたいだなあ」というのが第一印象。

少ない人数の演奏者なのに、雄大なスケールというか、宇宙的な音響の広がりというものを感じたりして、

私はとても気に入りました。

この曲、弾けたらいいのになあ。

ちなみに、こんな演奏動画もありました。

こちらは、弦楽器を増員したもの。

これもいいなあ。

youtu.be