コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

サン=サーンスの「死の舞踏」を音楽鑑賞授業で取り扱う

中学校や高等学校の音楽の授業で取り扱う交響詩の教材、

まず定番はスメタナの「モルダウ(ブルタバ)」でしょう。

私が非常勤講師として勤務している学校、

昨年度はスメタナではなく、シベリウスの「フィンランディア」を取り上げました。

その時のBlog記事がこちら。

hiratea.hatenablog.com

 

「他にもネタがないかなあ?」なんて思っていた私、

そうそう、実は取り上げてみたい曲が私の中ではあったのでした。

その曲、サン=サーンス交響詩「死の舞踏」

 

今週の火曜日に、実験的に高校2年生の授業で取り扱ってみました。

以下がその授業メニュー。

 

・まずはサン=サーンスという人物を知る

・死の舞踏の美術作品を鑑賞

 →ペストのこととか、百年戦争のことにも触れる

・作曲された経緯の学習

・曲の描写で表現される楽器の名称などを学習

 →ここでは、実際に鑑賞しながら、途中でクイズ形式で考えてもらう

  死神が出てきたり、骸骨が出てきたり、雄鶏が出てきたり、

  それらの描写を音楽的に理解する

・最後にまとめて鑑賞

 

こんな感じでした。

50分授業できっちりと収まる内容。

生徒たちともどの楽器がどんなことをしているのか、クイズ形式で答えてもらうと、

能動的な学習となってきて、授業としては立体的になってよかったかなあと思っています。

ちなみに、使用した演奏動画は以下のものを使用しました。

youtu.be

 

やっぱり、私自身が昔から大変思い入れが強い作品ですから、

こういった授業をすることにも力が入りましたね。

改良点をしっかりと見つけて(実際、反省点もすぐに見つかりましたので)

今後も改善をしていきたいと思います。