コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

シューベルトにコンチェルトは似合わない?

シューベルトは私にとっては外すことのできない作曲家。

コントラバス奏者としても外せない作品は多々あり。

音楽教育をしている身としても、絶対に避けては通れない人物。

 

そんなシューベルト、私が抱く勝手な印象は「コンチェルトは似合わないなあ」というもの。

確かにねえ、シューベルトのコンチェルトってあるのかなあ?

ところが、あるのですよ、しかも、ヴァイオリンの協奏的作品が3曲あるのです。

 

その3曲とは、「ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲」、「ヴァイオリンと弦楽のためのロンド」、「ヴァイオリンと管弦楽のためのポロネーズ」のこと。

私が気になっているのは、この中でも「ヴァイオリンと弦楽のためのロンド」

いきなりですが、演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

動画はわざわざ弦楽四重奏の伴奏による演奏を貼り付けました。

おや、コントラバスはないじゃない?

そうなのです、この曲は一番編成が小さくて出来るのが弦楽四重奏による伴奏。

私にとっては結構好きな曲なので、どうしてもこう思ってしまいます。

「私って出番はないの?」

 

弦楽合奏だったら、間違いなく出番はありますが、弦楽四重奏だったらないですね。

でも、私が持っているCDには、変則的な編成による演奏があるのです。

それはチェロじゃなくてコントラバスによる弦楽四重奏の伴奏。

これは珍しいのですけれども、ウィンナワルツを弦楽四重奏で演奏する場合は、ヴァイオリン2本、ヴィオラコントラバスというケースがあるのだとか。

 

でもねえ、わざわざそんな編成での演奏なんて、まず想定されないことですね。

だったら、弦楽五重奏にすることは出来ないのでしょうか?

どうかな?