私が非常勤講師として勤務している学校では、音楽鑑賞教材としてストラヴィンスキーの「春の祭典」をこれまで取り上げてきました。
この曲を取り上げて、生徒たちは理解できるのかとの声を頂くことがありましたが、
なぜだか、こちらの学校の生徒さんは、案外興味深く学習してくれています。
そんなこともあり、私自身はこの作品を聞くことが好きになっているのですが、
コントラバス奏者でありながら、今頃になって知ることとなったものがありました。
それは、この曲の最終楽章「生贄の踊り」のコントラバスパートの音。
スコアの一部を下記に記しておきます。

コントラバスの音が下からレ・ミ・ラ・レ(イタリア語)
これを英語にしたら、D,E,A,Dとなります。
このスペルを訳したら「死んだ」となります。
そうそう、ここで生贄になった乙女は散々躍った後に死んでしまうのです。
この曲を弾いたことがなかった私だったので、この隠れたメッセージを今頃になって知ってしまうという、なんとも恥ずかしい事実。
でも、楽譜を見て疑問に思ったことがあります。
それは、non arppegiato の表記。
これ、アルペジオ(分散和音)で弾かないということなのか?
そんなこと、無理です。パート内で分かれて弾くしか方法はないのかな?
しかも、5弦コントラバスでしか演奏できない音ですしね。
さあ、このことを来年度の授業で取り扱うか否か、迷うところ。
教材研究に終わりはないようです。