レッスンのお弟子さんとの会話で、こんなことがありました。
「コンサートに行って、ハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」を聞いたら寝落ちしてしまって、気が付いたら曲が終わっていた」
一般的にはクラシック音楽の演奏会はどうしても眠くなることが多いのは否定できない事実。
そこで、上記で触れたハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」で聴き手が眠くなる要因を考えてみます。
分析に必要なので、オーケストラ版の演奏動画を貼り付けておきます。
・要因その1:演奏時間が長い
これ、大きな要因。
クラシック音楽の作品って、演奏時間が長いのが多いので、ついつい寝てしまうという話はよくありますが、
この曲も演奏時間は1時間弱とかなり長いですから、
途中で寝てしまうことは十分に考えられます。
・要因その2:スローなテンポの部分が多い
曲想が激しかったりしたら、お客さんは案外寝ませんが、
テンポが遅かったり、曲の内容が単調なものが続くと寝てしまいがち。
この曲、出だしの序章は劇的でインパクトがあるので、ここで寝ることは考えにくいのですが、
その後、ゆっくりのテンポの楽章が7つも続くので(だから「7つの言葉」)、
どこまで起きていられるのかがポイント。
・要因その3:気持ちが良くなってしまう
退屈だから寝てしまうのではなく、音楽の調べが美しくて、ついつい気持ち良くなって寝てしまうケース。
この曲、確かに美しいですね。
瞑想するための礼拝用音楽ですから、美しさは大切。
さて、問題はどこで目覚めるかです。
この曲のラストが「地震」という部分。
ここは激しい音楽ですから、ここで目覚めてしまうだろうと思うのですが、
私のレッスンのお弟子さんは、そこでも寝ていてて、起きたら周りのお客さんが拍手をしていたとのこと。
なるほど、ほぼ50分は確実に寝ていたのですね。
ちなみに、その方が聞いた演奏は弦楽四重奏版だったとのこと。
オリジナルのオーケストラ版だったら寝なかったかな?