日本で年末恒例行事となっているのが、ベートーヴェンの交響曲第9番(通称「第九」)の公演ラッシュ。
私はこの曲にはあまり縁のない音楽生活だったのに、
2年前から関わりを持つようになり、
今年も28日(土)に以下の公演に出演予定です。
クラシック音楽史上、孤高の名曲なのは承知していますが、
私自身、実は曲にまつわる関連事項など、案外知らないことも多いのも事実。
ちょっとは勉強しておいた方がいいかなあと思い、次の本を読みました。
今年の11月に刊行されたばかりの新書です。
私自身、知っていることの再確認よりも、
「へ~、そうだったんだ」の驚きのようなことが多かったかなあ。
近年の研究でイメージが覆ったところもきっちりと書かれてあるので、
新鮮な驚きも感じることのできた書物です。
演奏のノウハウだけでは音楽家として行き詰まることはよくあることなので、
楽曲の文化的背景や歴史、政治社会との関連など、そんなことも勉強しておくと、
実は演奏にも活かされるかもしれないようななんらかのヒントが隠れているかもしれませんね。
そして、やっぱりコントラバスも練習しておくことは必須。
今回の公演も首席奏者としてがんばりますからね。