コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・指揮者・ピアニストとして活動している平田昭浩のBlog

カーボベルデって、どこ?

昨日でしたか、たまたまワールドカップをテレビ観戦、

見ていたのは、アルゼンチンとカーボベルデの試合。

最初から見ていたのではなく、延長戦から。

あらあら、まさかの展開で、結局はアルゼンチンが勝利でしたが、

カーボベルデとの接戦は見ごたえがありました。

 

ところで「カーボベルデって、どこ?」という疑問が芽生えてきたのは自然のこと。

この国のことを私は何にも知りませんでしたので、いろいろと調べることに。

手抜きですが、Wikipediaの記事で紹介とします。

ja.wikipedia.org

 

へ~、西アフリカの島国なんだ、こんな小さな国のサッカーがワールドカップ初出場でここまでがんばるなんて、凄いねえ、なんて思ったのですが、

この国へ行くのは大変だなあとも思った私。

そりゃそうです、滅茶苦茶に遠いのです。

そして、日本からのツアー商品、こんなのがありました。

www.dososhin.com

 

確かに、この旅行、面白そうですが、11日間で100万円は超える費用、私にはちと厳しいかなあ。

ということで、行った気分になるために、カーボベルデの音楽で代表的な「モルナ」でも味わってみますか。

こんなサイトがありました。

musica-terra.com

 

クラシック音楽が専門の私なので、このジャンルの音楽には全くの無知でしたが、

ちょっと聞いてみて楽しんでみようかな?

まず、行けない国なのでね。

演奏中に指揮者が倒れたらどうする?

もしもですよ、オーケストラの公演中、指揮者が倒れてしまったら、演奏しているオーケストラはどうするのでしょうか?

 

実は、別なケースですが、指揮者が指揮台から落ちて、客席に落下したというエピソードを聞いたことがあります。

その際、演奏は中断されず、指揮者がなんとか指揮台まで戻ってきて、指揮に復帰したというらしい。

 

でも、指揮者が舞台上で倒れてしまい、立ち上がらなくなったら、さあどうしましょうか?

まあ、普通に考えたら演奏は中断、指揮者を楽屋まで運び、応急処置をして、救急車を呼び、演奏会はそのまま中止になるか、コンサートマスターが指揮の役割を担って演奏を継続するか、そんなことが予想されます。

 

ところが、指揮者が倒れるように楽譜に指示されてある曲があるのです。

先日も話題にしました、マウリシオ・カーゲル

彼の作品に「フィナーレ」という室内オーケストラのための作品がありまして、

演奏中にちゃんと指揮者が倒れます。

次の動画の18:35あたりに注目してください。

youtu.be

 

この動画では、指揮者が指揮の譜面台まで一緒に倒れた後、演奏者たちは心配そうな演技をしますが、指揮者死亡ということで黙祷をささげてから、結局は指揮者を倒れたままほったらかして、演奏を続けるという曲。

演奏後に拍手をもらっていても、指揮者は最初はほったらかし。

後に、コンサートマスターに促されて、ようやく起き上がる始末。

いくら現代音楽とはいえ、曲のことを知らないお客さんがいたら、客席は騒然となるに違いありません。

この曲を演奏した際の会場の様子がどうだったのか、そこを知りたい私。

 

さあ、私ならコントラバス奏者として演奏するのか、指揮者としてこの曲を指揮するのか?

ここで断言しておきましょう、

依頼されたら、コントラバス奏者としては勿論のこと、

指揮者で依頼されたら、迷うことなくお引き受けします。

これくらいの演技、恥ずかしがらずに私は表現するに決まっています!

 

それにしても、カーゲルの作品、パフォーマンス性が妙に高い曲が目立つなあ。

10代のベートーヴェンを追いかける~ピアノ協奏曲 変ホ長調 WoO.4~

先月から書いていますシリーズ「10代のベートーヴェンを追いかける」

1回目と2回目の投稿では、ベートーヴェン14歳の作品を取り上げましたが、

3回目の今日は、更に1歳若い、13歳の頃の作品(1784年作曲)を取り上げます。

曲名は「ピアノ協奏曲 変ホ長調 WoO.4」

俗に「ピアノ協奏曲第0番」と呼ばれることも。

だってねえ、第1番の作品の前に書かれていますから、番号を付けるなら0番とするしかないのかなあ?

それに、この曲の詳細な解説は少々大変なので、手抜きですがWikipediaの記事で紹介とします。

ja.wikipedia.org

 

オーケストレーションは、現在の私たちにはベートーヴェンが書いたものを聞くことは不可能なので、

いろんな人がオーケストレーションを書いていますが、

参考までに誰がオーケストレーションしたのかわかりませんが、演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

この曲、演奏頻度は極めて低く、勿論私もまだ演奏は未経験。

そりゃあねえ、番号が付いている作品が5曲もありますから、

こんな知られていない作品を演奏するなんて、なかなかマニアックなことです。

でもですよ、来年はベートーヴェン没後200年、

これを契機に取り上げることも考えられます。

さあ、私に演奏体験を持つことはあるのでしょうか?

 

シリーズ「10代のベートーヴェンを追いかける」

まだ取り上げたい作品があるので、それについては後日また書きます。

モーツァルトの未発表曲がまたまた発見された

2024年9月に世界中の音楽ファンを驚かせたニュースが、モーツァルトの未発表曲「ガンツ・クライネ・ナハトムジーク」の発見。

私もBlog記事にしました。

hiratea.hatenablog.com

 

今度は、フランス国立図書館で未発表の楽曲とレッスンノートが発見されたというニュースが今月流れました。

amass.jp

 

この曲がモーツァルトの作品と正式に認定されたら、ケッヘル番号が付くはず。

さあ、何番になるのか?

 

それで、どんな曲かって?

フルートとハープのための7つの小品なのですが、6曲が完成していて1曲が未完成。

すでに世界初演が行われ、ラジオフランスの音源を聞くことが可能です。

貼り付けておきます。

www.radiofrance.fr

 

この曲、同じ1778年に作曲された「フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299」との関連は確実にあるはず。

www.youtube.com

 

今のところ、日本国内で演奏されるというニュースは聞かれません(そりゃそうか、まだ発見されたばかりですものね)。

この作品、上手く普及したら、フルートとハープのための協奏曲が演奏された際、ソリストアンコールとして取り上げられる可能性が極めて高いと予想している私。

この曲に関する今後のニュースが気になるところです。

大雨による被害は勘弁してほしい

昨日の関西地方、大雨による被害が多発。

今日、とあるアンサンブルの練習日、指揮者業務でしたので、

車で練習場まで出向いたのですが、

川の水位が至る所でとんでもなく高い状態になっているのを見て、

改めて、昨日の雨が凄いものだったと実感。

 

練習を終えて帰宅途中、高速道路の渋滞情報に普段は見ない地点の情報が。

これ、国道9号線で通行止めになった影響で無料開放しているからとのこと。

news.yahoo.co.jp

 

これにより、京都縦貫道の該当部分が無料開放となったのでした。

ちなみに、この場所、昔あった京都市立芸術大学の沓掛キャンパスの近く。

はやく、復旧してほしいです。

ティンパニ協奏曲は視覚的にも面白い

たまたま、SNSで面白い曲が演奏されるということを知りました。

ヨハン・カール・クリスティアン・フィッシャー(Johann Carl Christian Fischer, 1733年 - 1800年)というドイツの作曲家でオーボエ奏者が作曲した

「8つのオブリガート・ティンパニのための交響曲」というのが、

東京藝術大学で演奏されるとのこと。

作曲者に関するデータはWikipediaの記事で紹介とします(ただし、英語版です)。

en.wikipedia.org

 

1795年頃の作品ということで、ちゃんと古典派の音楽作品。

さすがに、私は東京まで出向くことが出来ないのですが、

演奏動画が見つかりましたので、参考までに貼り付けておきます。

youtu.be

 

舞台上にティンパニが8台も並んでいるのですから、これだけでもびっくり!

作曲当時のティンパニは音程は途中で変えられないので、

音階を必要とするなら、オクターブの長音階8つが必要なのかなあ?

まあ、楽器を用意するだけでも大変なことなので、

いろいろと演奏するにはハードルが高いのかもです。

 

そうそう、ティンパニ協奏曲といえば、今流行りのマウリシオ・カーゲル(Mauricio Raúl Kagel:1931年~2008年)の作品でしょう。

近年、日本でも演奏されるようになりました。

演奏時間は20分を超えるものですが、

ソリストのティンパニ奏者は、まあいろんなことをさせられます。

そのユニークな奏者を集めたダイジェストの演奏動画が見つかりました。

youtu.be

 

特にラストの部分は衝撃的です。

そういえば、こんな演出をした演奏もありましたので、貼り付けておきます。

youtu.be

 

カーゲルという人、どんな人物なのかは、Wikipediaの記事で紹介とします。

ja.wikipedia.org

 

世の中には、いろんな人がいるものです。

彼の作品、気になるものがいろいろとあるのですが、それにつきましては後日記述といたします。

10代のベートーヴェンを追いかける~ピアノ四重奏曲 ハ長調 WoO.36 No.3~

シリーズ「10代のベートーヴェンを追いかける」

1回目の投稿では、ピアノ四重奏曲 変ホ長調 WoO.36 No.1 を取り上げましたが、

2回目の今日は、ハ長調 WoO.36 No.3 を取り上げます。

 

この曲も元ネタがありまして、それがモーツァルトのヴァイオリンソナタ ハ長調 K.296

参考までに、演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

この曲を参考にして、14歳のベートーヴェンはピアノ四重奏曲 ハ長調 WoO.36 No.3 を作曲したのでした。

では、ベートーヴェンの作品も演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

一連のピアノ四重奏曲は、ピアノの比重が高いので、この曲もどうしてもピアノが活躍するのですけれども、

私はこの曲を最初に聞いた時から、とっても好きになりました。

自宅でも、弾く用事もないのに、ピアノパートを弾いて遊ぶように。

そして、コントラバス奏者の私にとって、

この曲のチェロパートは結構弾きごたえがあるのです。

ほとんどがピアノの左手の補強に過ぎないパッセージなのですけれども、

それゆえに、コントラバスで実演するには案外適合しているかもしれないなあと思っていて、時々コントラバスでも弾いたりして遊んでいます。

ただ、このチェロパート、1ヵ所だけ、2楽章中間部のヴィオラの旋律に3度下で寄り添わないといけないところが2小節だけあるのですけれども(動画では10:17から10秒間)、

これは、やっぱりオクターブ下げた方がいいかなあ?

たった2小節なので、ここは許してほしいかな?

 

ところで、ベートーヴェンはこの曲を気に入っていたのかな?

10年後の24歳の頃に作曲したピアノソナタ ヘ短調 Op.2-1 の第2楽章に、この曲の第2楽章の第1主題を再利用しましたし、

ピアノソナタ ハ長調 Op.2-3 の第1楽章にも、この曲の第1楽章の第2主題を再利用しましたしね。

このような関連もあるのですから、ピアニストとしてベートーヴェンのピアノソナタ Op.2-1 Op.2-3 を学習する際、

このピアノ四重奏曲 ハ長調 も学習するといいかもしれませんね。

 

3つのピアノ四重奏曲、ニ長調 WoO.36 No.2 についてはここのBlogで書くつもりがないので、

一連のピアノ四重奏曲に関する記述はここまで。

あと数曲、気になっている作品があるので、それについては別な機会に書きます。

レッスンメニューの一つを公開します

昨日はコントラバスレッスン業務の日。

午前中は自宅で個人レッスン、午後からは出張してグループレッスン。

そのグループレッスンで使ったメニューの一つが、とんでもなく楽しく過ごせたので、

今日はそのメニューを公開します。

別に、企業秘密でもなんでもないので、その楽譜を公表します。

 

私の手書きで、写真撮影が苦手な私なので、画像はよろしくないのですが、

曲の元ネタは、パッヘルベルのカノンの最初の部分。

上記の3段の部分は、3人で基礎練習ができるというもの。

3人が4小節ごとに入りをずらして弾くことにより、

あらあら、とってもきれいに響くではありませんか、ということを目指したもの。

下の2段は2人で基礎練習ができるというもので、

活用方法は上記の3人用を2人でも出来るようにしたというもの。

どちらも、繰り返しがエンドレスに出来るようにして、終わるときはフェルマータ記号のところで終了すれば、ちょっとしたアンサンブルエチュードの曲として終われるようにしました。

 

コントラバスのスケールでニ長調が出来たら、これをするのがいいのかなあと思い作成しました。

使用するポジションも3つしかありませんけれども、

使用頻度が極めて高いポジションですので、有効活用できるかと思ったのでした。

 

レッスンでの効果ですが、絶大でした。

弓の当て方、音程、いずれの基礎練習にも役立ちそうでしたし、

何しろ、2人や3人で一緒に弾いていると、段々ときれいに音が溶け合い、

気が付いたら、音色もきれいになっていき、

倍音が豊かになっていくので、耳にも心地よく、

昨日のレッスンでは、上記の楽譜だけで30分以上も遊んでいました。

「これは使える!」と上機嫌な私。

これ、クラブ活動で基礎練習でもパートで実施する時なんかにも役に立つかなあ?

使用料金なんて徴収しませんから、どうぞご自由にご活用ください。

10代のベートーヴェンを追いかける~ピアノ四重奏曲 変ホ長調 WoO.36 No.1~

何気なく、動画検索をしていたら、こんな演奏動画を見つけてしまいました。

youtu.be

 

ベートーヴェンが14歳の時(1785年)に作曲された3つのピアノ四重奏曲の中の1曲、

変ホ長調 WoO.36 No.1 

勿論、本当はコントラバスではなく、チェロで演奏がオリジナル。

 

いろんな天才と呼ばれる作曲家が10代で作曲することはよくあるのですが、

そういえば、ベートーヴェンの10代の作品を演奏する機会は、そう多くないはず。

有名な曲、名曲と云われる作品は、ほぼ20代以降に作られているものばかり。

私もベートーヴェンの10代の作品については、ほとんど知らなかったのでした。

ということで、これを機会に10代のベートーヴェンを調べてみようと思ったのでした。

今日がそのシリーズの1回目。

 

ところで、14歳でこんな曲を書くなんて、ちょっと驚きの私。

でも、これ、なんかの曲に似ているかなあと思ったら、

ちゃんと手本にしている曲があったのでした。

お手本の曲は、モーツァルトのヴァイオリンソナタ ト長調 K.379

昔、ピアノパートを弾いたことがあった私だったので、

凄く納得した事実でした。

有難いことに、その点についてレクチャーしている演奏動画がありましたので、貼り付けておきます。

youtu.be

 

レクチャーは英語なので、私は全くのお手上げなのですが、

時々、モーツァルトの作品がデモ演奏されたり、

後にベートーヴェンが作ったピアノソナタとの関連(これは、ピアノ四重奏曲 ハ長調 WoO.36 No.3 との関係性ですが)もデモ演奏されていたりしていますので、

それだけでも興味深い動画かなあと思いましたし、

こちらの動画での演奏にはとても気に入った私でした。

 

じゃあ、私はこの曲をコントラバス奏者として弾きたいのか?

最初は弾いてもいいとは思ったのですが、

1ヵ所だけ「コントラバスではどうかなあ?」と思っているところがあって、

実は今では否定的。

その1ヵ所とは、第3楽章の第4変奏(動画では31:20から)。

ここ、チェロが朗々と旋律を歌うのですが、まずオクターブ下げないとコントラバスでは不可能。

(コントラバス版の動画では17:09あたりから)

これがねえ、コントラバスできれいにお客さんに届けられるかなあ?

ここに自信がない私なので、この曲は取り上げないだろうと思っています。

 

でも、3つあるピアノ四重奏曲 WoO.36 の中で、別の1曲が私のアンテナに引っかかりました。

ということで、その引っかかった曲については、後日書きます。

ロックなヴィヴァルディ?

いくら、私が映画『ヴィヴァルディと私』を鑑賞したからとはいえ、

ヴィヴァルディとロックを結びつけるというのは、いささか乱暴な話と思われそうですが、

あるチェロ奏者の演奏を聞いて「ひょっとしたら、ヴィヴァルディはロックスターになれるかもしれない」なんて思ってしまいました。

その演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

曲は、チェロ協奏曲 イ短調 RV419 より第3楽章。

これがヴィヴァルディとロックとの関係性を証明する演奏。

なかなかユニークな演奏解釈は、私にはとっても興味深く、そして純粋に楽しいと感じたもの。

まあ、若い頃の私だったら、「こんなにふざけた演奏は許さん!」と激怒していたでしょうが、

案外、天国にいるヴィヴァルディ本人は「僕の曲、面白くしてくれて、嬉しいなあ」なんて思っているかもね?

 

ところで、このチェロ奏者、ロシア出身のアナスタシア・コベキナさん。

素敵だなあと、昔から思っていた方ですが、

同じ曲で、こんな演奏もしていました。

youtu.be

 

こちらは、ロックというよりは、土着的な演奏スタイル。

まるで吟遊詩人が音楽を奏でるような錯覚に陥りそう。

こうなると、ヴィヴァルディが益々楽しくなる可能性が拡がりそうです。

ちなみに、この曲を収録したCDが出ていました。

www.hmv.co.jp

 

彼女が奏でるヴェニスは、果たしてどんな世界なのだろうか?

これは、購入してみるか!

シューマン「アンダンテと変奏曲」の第2チェロ

個人的な思いですが、2台のピアノを使った作品がとても好きです。

昔、サン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」をよく演奏した経験があることや、

モーツァルトの2台のピアノのための協奏曲を演奏した経験があることが、その要因です。

そして、今日取り上げます、シューマンの「アンダンテと変奏曲」も昔から大好きです。

 

この曲、2台のピアノの他には、ホルンと2台のチェロが付くというもの。

ところが、シューマンは後に2台のピアノだけの編成に編曲したのです。

そりゃ、ただでさえ、ピアノを2台用意する手間を考えると、

他の奏者を省いた編成がリーズナブルに演奏できるのですから、

編曲版が結構演奏されるのは、ある意味納得の理由です。

とはいえ、私はホルンと2台のチェロが付いている版の方が断然好みです。

 

この曲を好きすぎるコントラバス奏者の私は思ったのでした。

「この曲の第2チェロのパートをコントラバスで演奏することは可能かなあ?」

そう思い、なんとなく譜面を見ていたのでした。

さあ、この試みが可能かどうか、検証をしてみました。

検証のために、演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

動画では、第2チェロは舞台上手に位置しています。

最初の方は、「お、案外可能じゃない」と思ったのですが、

途中の間奏部(動画では7:35あたり)で、コントラバスでは不可能な重音が発生するところが。

これが無理だなあと思ったのですが、ここはホルン奏者の助けを得ることにより、なんとかなるかなあ?

でも、ある部分で絶望的な気分を味わうこととなるのでした。

それは、第9変奏の部分、第2チェロが旋律を担当するところが4小節あるのです(動画では12:43あたり)。

これ、コントラバスにとってはかなりの高音域なので、滅茶苦茶に難しいなあ。

果たして、これをオクターブ下げて演奏されることは果たして許されるのか?

 

こんなことを考えるコントラバス奏者は、まずいないでしょうねえ。

だって、すぐにこんなことを言われるからです。

「やっぱり、チェロがいいよねえ」

まあ、そのとおりですけどね。

ということで、この試み、失敗かなあ?残念!

本日、誕生日です

毎年、必ず誰もがやってくる記念日が誕生日。

私は今日が誕生日となりました。

といっても、今日はレッスン業務があるくらいの日。

恐らくは、夕食で用意していたチェコビールを飲むとか、

ケーキを食べるとか、

そんなくらいのことを予定です。

まあ、昨年までの5年間は激務の中で迎えていましたから、

今年は静かなものです。

ヴィヴァルディの「聖なる墓にて」

映画「ヴィヴァルディと私」を鑑賞した私なので、

どうも頭の中はヴィヴァルディでいっぱい。

今日も、このBlogでヴィヴァルディについて書きます。

 

2014年から指揮者として関わっています、とあるギターアンサンブル。

実は、過去に3回ヴィヴァルディの作品を取り上げています。

直近では、昨年2月に演奏した「弦楽のためのシンフォニア ト長調”アラ・ルスティカ” RV151」を演奏。

アラ・ルスティカ、日本語訳にするなら「田舎風」とするべきかな?

その時のBlog記事はこちら。

hiratea.hatenablog.com

 

ところで、Blog記事を書いている際、引用した演奏動画と同じメンバーの演奏で、別のヴィヴァルディの作品があったでした。

その曲名、弦楽のためのシンフォニア ロ短調「聖なる墓にて」RV169

参考までに、演奏動画を貼り付けておきます。

www.youtube.com

 

聖なる墓に(Al Santo Sepolcro)というタイトルからして、とっても宗教的。

楽章は2つだけ、不協和音もあれば、バッハのような対位法もあれば、

いわゆるステレオタイプのヴィヴァルディの印象とはかけ離れた作品。

 

ところで、ヴィヴァルディの「聖なる墓にて」は、もう1曲あるのでした。

変ホ長調 RV130 がそれ。

これまた、演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

変ホ長調ということもあって、こちらの曲は先述のロ短調 RV169 とは趣が変わります。

ただ、やはり内省的で荘厳な雰囲気があることは共通しています。

 

ということで、ちょっとしたことで勉強になったことを喜ぶ私でした。

このように、ヴィヴァルディのネタはまだまだ続きそうです。

ヴィヴァルディの「ラ・フォリア」

先日、映画『ヴィヴァルディと私』を鑑賞してきた私、

公式サイトの上映劇場リストを見ると、すでに上映終了のところも。

まだ観られていない方、お急ぎくださいよ。

 

別に映画の宣伝をするつもりではないのですが、

映画ではこんなシーンがありました。

映画会社の動画がありましたので、それを貼り付けておきます。

youtu.be

 

ヴィヴァルディがピエタ院での演奏で第1ヴァイオリン奏者を決める際に演奏者に課した課題が、ヴィヴァルディが作曲したトリオ・ソナタ ニ短調「ラ・フォリア」RV63

映画ではさすがに全曲演奏されていませんので、

以下に全曲が演奏されている動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

この曲の構成、序奏のあと、序奏の主題を変奏していきますが、その変奏の数は20もあるのです。

なので、曲が進行していくと、どんどんと楽しみが増えていく、そして演奏者もいろんな技巧を駆使していかないといけなくなる難曲です。

 

ラ・フォリアといえば、すぐにコレルリの作品を連想される方は、なかなかのクラシック音楽通。

私も、それしか知らなかったので、

今回、映画を観たから、ヴィヴァルディのラ・フォリアを知ることとなりました。

お陰で、ちょっと勉強になりました。

1930年代は不穏な時代~その時に書かれた音楽から読み解くメッセージとは?~

昨日、放送されたNHKのEテレの「クラシック音楽館」、

NHK交響楽団の定期公演が放送されました。

これ、楽しみにしていたのですよ。

1930年代のまさに不穏な時代に書かれた日本とドイツの音楽がプログラミングされていたからです。

指揮者で有名な山田一雄の小交響詩「若者のうたへる歌」は1938年の作品。

ドイツの作曲家、ハルトマンの「葬送協奏曲」は1939年の作品。

これ、ナチスへの抵抗作品、強烈なインパクトの曲。

過去に、私もBlog記事を書いています。

hiratea.hatenablog.com

 

須賀田礒太郎の交響的序曲は1939年の作品。

そして、ヒンデミットの交響曲「画家マチス」は1934年の作品。

これが後のヒンデミット事件へとつながるのです。

ヒンデミット事件については、以下のWikipediaの記事で紹介とします。

ja.wikipedia.org

 

昨日の演奏を聴いて、ふと感じたこと

「これ、今の時代に何か似た状況を感じる」

第2次世界大戦前の作品が書かれた状況と、今の世界情勢が、なんとなく似通って感じてしまうのは、果たして気のせいなのか?

いろいろと考えさせられた公演内容だったのではないでしょうか。