コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・指揮者・ピアニストとして活動している平田昭浩のBlog

カプースチンはやっぱりカッコいいなあ

数年前から、ウクライナ出身の作曲家、ニコライ・カプースチンの曲がお気に入りの私。

特に彼のピアノ曲はどれも好きな私なのですが、

先日、こんな演奏動画が見つかってしまいました。

youtu.be

 

8つの演奏会用練習曲(エチュード)より第1曲のプレリュード

ピアノ曲のはずですが、この動画ではピアノとドラムセット、そしてコントラバスによるジャズトリオ版による演奏。

これはカッコいいなあ!コントラバス奏者の私も、こんな演奏に参加してみたい!

そしたら、こんな演奏動画も見つかってしまいました。

youtu.be

 

8つの演奏会用練習曲全曲をジャズトリオでの演奏。

いや~、楽しそうだねえ、と思っていた私。

いや、待てよ、ジャズでのPizzicato奏法はそれほど得意ではなかったはずだ。

過去に私の右手がこんなことになったことを思い出したのでした。

 

これを覚悟の上でも弾いてみたいのか、あるいは、この苦しみを味わいたくないので避けるのか?

クラシックを専門に弾くコントラバス奏者の悩ましい現実なのでした。

モーツァルトの「3つのピアノ協奏曲 K.107」

以前、こんなBlog記事を書いていました。

hiratea.hatenablog.com

 

この時、「ピアノ協奏曲断章 ト長調 K.636」について書いている私。

この曲、編成が独奏ピアノに2本のヴァイオリンとチェロ(通奏低音)とお手軽なもの。

この作品と同じ編成の曲がモーツァルトには他にもあることを最近知りました。

3つのピアノ協奏曲 K.107 という作品がそれ。

一連の作品に関する詳細な解説はWikipediaの記事で紹介とします。

ja.wikipedia.org

 

実は、モーツァルトの完全なオリジナル作品ではなく、ヨハン・クリスティアン・バッハ(偉大なバッハさんの息子さん)のピアノソナタから編曲してピアノ協奏曲にしたというもの。

では、どんな曲なのか、3番目の協奏曲(変ホ長調)の演奏動画でいいものが見つかりましたので、それを貼り付けておきます。

youtu.be

 

ここ数年、オーケストラや弦楽五重奏で子どもたちが演奏するピアノの伴奏をする仕事を経験している私なので、

こんな作品もあるんだと勉強になった次第。

ピアノ学習者が気軽にピアノ協奏曲を味わうのなら、これらの作品は有用な気がしますが、いかがでしょうか?

バーバーのアダージョ

アメリカの作曲家、サミュエル・バーバー(1910-1981)で連想される曲は、なんといっても「弦楽のためのアダージョ」でしょう。

元々は1936年に作曲された弦楽四重奏曲第1番 ロ短調 Op.11 の第2楽章。

参考までに、原曲の全楽章の演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

それを翌年に弦楽合奏に作曲者自身が編曲。

 

コントラバス奏者の私なら、当然弦楽合奏版で演奏したことがあると思われるのですが、実はそうではなく、

弦楽四重奏にコントラバスを加えた弦楽五重奏で演奏したことが一度だけありました。

ただし、これは演奏会ではなく、商業用録音の仕事での演奏。

一発撮りしか出来ない状況だったので、この曲のレコーディングに凄い時間がかかりました。

私はこの曲の中間部はほぼ休みでしたが、この曲が好きすぎる私にとっては、何回も弾くことに関する苦痛はまるでなく、

「また弾きたいなあ」なんて呑気に構えていたかな?

 

さて、バーバーは1967年にこのアダージョを混声合唱曲に編曲しています。

タイトルは「アニュス・デイ(神の子羊)」

無伴奏での歌唱を想定していますが、任意でオルガンかピアノの伴奏は付けてもいいとのこと。

では、合唱となるとどうなるのか?無伴奏合唱での演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

あまりにも心が洗われる気持ちとなり、この曲を生演奏で聞いたら涙腺崩壊は確実な私。

そして、弦楽器奏者の私なら、こう思ってしまうのでした。

「合唱と弦楽合奏は一緒に演奏できないのか?」

 

そんなことをしてくれている演奏はありました。

youtu.be

 

こんな演奏スタイルだと、コントラバスを弾いている私は舞台の上で泣かないでいることが可能でしょうか?

きっと無理だろうなあ?

交響曲の中にあるソロ

ハイドンの「交響曲第13番」の第2楽章「アダージョ・カンタービレ」は、チェロのソロがずっとメロディーを担当、

弦楽合奏が簡単なパッセージで伴奏をするというもの。

どんな音楽なのか、早速ですが演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

この美しい旋律を、私は過去にコントラバスソロで2回弾いたことがありました。

最後に弾いたのが10年位前で、以後は弾くことはなかったのですが、

ここ最近、自宅でこの曲を弾いて遊ぶようになりました。

弾く予定はないのですが、自分自身の練習課題としては、なかなかいい教材なので弾いているという次第。

 

ただ、今度もしも弾く機会があったら、こんな演奏スタイルで弾いてみたいなあ。

youtu.be

 

伴奏が弦楽五重奏のスタイル、つまり1パート1名という最少メンバー。

そして、今度は伴奏を体験したいと思う私。

「え、あんな退屈なことをしたいの?」と思われる方がいらっしゃると思いますが、

一つ一つの音をどのように作るのか、案外神経を使うのですよ。

その作業が大変でもあり楽しくもあると思う私。

 

ということで、自宅で遊んで弾いている際は、メロディーも伴奏を両方弾いている私なのでした。

拍の裏から音を出すのは、案外難しい

昨日、とあるアンサンブルの練習日、指揮者業務でした。

 

以前から気になっていたのですが、

どうも拍の裏から音を出すことが苦手な方が数名いらっしゃるのです。

曲は全然違うのですが、わかりやすく説明をするために、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」から第1楽章冒頭部分の楽譜を使用します。

 

いわゆる「ジャジャジャジャーン」のモティーフ、

でも、演奏する場合は拍の頭にある八分休符をしっかりと捉えて演奏しなければなりません。

言葉にすれば「んジャジャジャジャーン」と「ん」を感じないといけないのです。

 

ところが、この「ん」が難しいのです。

「拍の頭の休符をしっかりと感じてくださいね」こちらから説明して、私の指揮でもしっかりと休符を意識させて振るようにしても、

この休符で音を出してしまう人がいます。

 

上手く出来る方法はあるのはあるのですが、100%の方法はないのかなあ?

昨日の練習で、この打開策を探すことに四苦八苦していた私でした。

ただ、ある程度は解決できたようです。

 

音楽の難しさは、音符よりも休符の捉え方にあるのかなあと、私は昔から思っていました。

こちらのアンサンブルさんでも、そこの克服はしてほしいかな?

楽しく努力していきたいですね。

第1ヴァイオリンの出番はありませんが、第2ヴァイオリンの出番はあります?

今年が没後50年にあたるイギリスの作曲家、ベンジャミン・ブリテンの作品に、

「ラクリメーダウランドの歌曲の投影」という曲があります。

1950年にヴィオラとピアノのために書かれ(Op.48)、

1976年の2月にヴィオラと弦楽合奏のために作曲者自らが編曲(Op.48a)。

ここでは、弦楽合奏版について、気になったことを書きます。

参考までに、弦楽合奏として最少人数で取り組んだ演奏動画がありましたので、それを貼り付けておきます。

youtu.be

 

この動画を見つけた際「ほ~、やろうと思えばこの人数で出来るんだ」と感心して、

楽譜を眺めてみようと思ったのですが、

ここで一つの疑問が湧いてきました。

参考までに、スコアの最初のページを貼り付けておきます。

 

楽譜の楽器の表記に注目、ヴァイオリンは第2ヴァイオリンと指定されています。

この曲、最後まで第1ヴァイオリンは登場しません。

ヴァイオリンを1パートだけとするなら、第1とか第2とかの表記は必要ないと思われますが、

わざわざ第2と指定してあるのです。

なんでだろう?

 

考えられる理由は、独奏を担当するヴィオラの特性にあるのかな?

渋く、深い音色の楽器、そのヴィオラの特性を活かすには、高音域を担当する第1ヴァイオリンだとかき消してしまう恐れがあるから、

内声部を担当する第2ヴァイオリンにしてしまおうということなのかな?

 

作曲家の意図するところがどこにあるのか、確実な資料があるのかどうか知らない私なのですが、

厳密に楽譜の指示に従うなら、演奏の際に第1ヴァイオリンの人たちの出番はなく、いわゆる「降り番」として楽屋にて待機となるのでしょうが、

どうもそんなことをしているオーケストラはなさそうです。

つまり、第2ヴァイオリンが常時2つに分かれてあるので、上のパートを第1ヴァイオリン、下のパートを第2ヴァイオリンに分けて演奏しているよう。

 

個人的な意見としては、ヴァイオリンの人数は絞った方が作品の持つ響きとなると思っているので、

第1ヴァイオリンを降り番とした方がいいのかなあと思っています。

でもねえ、指揮者が「第1ヴァイオリンのみなさんは降り番です」なんてこと言えますかねえ?

和束町って、どう読むの?

和束町、これ、「わづか」と呼びます。

京都府南部、山城地域にある町。

お茶の生産地として有名。

私も何度か訪れたことがありますが、

こんなウェブサイト記事を見てしまい、今再び訪れてみたい気分になっています。

www.hira2.jp

www.hira2.jp

 

私の地元、大阪府枚方市から車で約1時間程度で行ける場所。

グルメ、茶畑、自然、などなど、いろいろと楽しめる要素がいっぱい!

この秋の行楽シーズンに出向いてみようかなあ?

おっと、その前に明日は我が愛車を車検に出さないといけないのでした。

モーツァルトの戴冠ミサ

京都市立芸術大学在学中の2年生の時、

オーケストラの定期公演で、モーツァルトの「ミサ曲 ハ長調 K.317『 戴冠ミサ』(あるいは『戴冠式ミサ』)」を取り上げたことがありました。

当時、学内の男性は定期公演で合唱曲が取り上げられる際、1回生と2回生はほぼ強制的に合唱で出演という習わしがありましたので、

私はこの曲をコントラバス奏者ではなく、テノールで合唱に参加していました。

参考までに演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

それから5年後、今度は指揮者として第2曲のグローリアのみを体験することとなりました(上記の演奏動画の2:30から)。

これが無茶な話。

当時、専任教諭をしていた学校で、卒業生を送る会(いわゆる予餞会)の出し物で、教員が合唱をするというもの。

その合唱の曲に、この曲をするということ。

「通常の業務があるのに、余計な仕事を増やしやがって!」

当時の私は思ったものですが、取り組んでしまったら夢中になって頑張る私だったのでした。

まず、先生方のトレーニングが大変。

ソリスト4人まで先生ですからね。

そしてオーケストラなんてない学校でしたので、吹奏楽部とギター・マンドリン部の合同演奏を編成して、その編成にあわせて編曲もしないといけなかったのでした。

当時の部員たちも当初は「面倒なことをするなあ」とあまり乗り気ではなかった様子。

でも、練習をこなしていくと、段々とまとまる様子でしたね。

 

演奏内容はどうだったのかの記憶はまるでない私なのですが、

聞いていた生徒たちは大盛り上がり!

会場はほぼ爆笑状態でした。

正直、私が予想していた反応ではなかったのですが、今ではよい思い出ですね。

 

先日、NHK学校音楽コンクールで合唱を三昧だった私だったので、

急にそんなことを思い出した次第。

もしも、『戴冠式ミサ』を今度演奏する機会があったら、今度こそコントラバス奏者として演奏してみたいなあ。

輸入楽譜の専門店が破産

昨日、衝撃のニュースが流れました。

news.yahoo.co.jp

 

こちらの楽譜専門店、今年の5月に店舗での営業を辞めて、通信販売や卸売の営業をしていたと聞いていたのですが、

まさかの破産とは衝撃でした。

 

楽譜は、クラシック音楽を専門とする私にとっては非常に大切なもの。

未だに私は楽譜購入をきちんと輸入楽譜専門店でしています。

ネットでダウンロードもしますが、どうしてもこだわりの出版社から楽譜を入手したいとかで、まだまだアナログ思考の私。

紙の楽譜でしっかりとした学術的研究の痕跡を見ることも大切かなあと思うのです。

 

輸入楽譜の専門店、私は大阪在住ということもあり、利用するのは大阪のササヤ書店とか神戸の神戸楽譜がほとんどですが、

今回のニュースは少なからず業界に影響が出ることは容易に想像できます。

業界としての今後が心配です。

ヴィヴァルディでエモーショナルになる瞬間

今年の1月、ギタリストの山下和仁さんが亡くなられました。

hiratea.hatenablog.com

 

亡くなられた後に、彼の公式YouTubeアカウントを見ていた私、

次の動画を見て、ぐっと胸が締め付けられる感覚を抱きました。

youtu.be

 

演奏の曲、ヴィヴァルディの「2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調」より第2楽章アンダンテ。

原曲はマンドリンのソロが2人、バックは弦楽合奏ですが、この第2楽章はヴァイオリンとヴィオラのPizzicato奏法でバス声部を担当するのみで、通奏低音のグループはお休み。

 

私は過去にこの曲の演奏体験を2度持っています。

1回目はコントラバス奏者としてなので、この第2楽章はお休み。

2回目は伴奏ピアニストとしてだったので、当然第2楽章は演奏していました。

演奏は滅茶苦茶簡単、単音しかないのですけれども、音作りには非常に神経を使ったことをはっきりと記憶しています。

わざわざ左手だけで演奏して(普通なら右手を使うはず)、弦楽器のPizzicato奏法の音色を出すにはどうしたらいいのかを追求していたかなあ?

実は、演奏中、この楽章の時にちょっとエモーショナルになった瞬間がありました。

「なんだろう、なんで感傷的になっているのだろうか?」

 

ピアニストとして演奏したのは12年前のこと。

そして、この動画を見て、あの頃の記憶が蘇ったのでした。

他の楽器によるアレンジはあるのかなあと思い探してみたら、こんな演奏動画がありました。

youtu.be

 

アルトリコーダーとチェロ、伴奏にリュートという編成。

これも素敵ですね。

ということで、この曲、いろんな楽器での演奏に可能性が拡がる気がします。

合唱の曲はピアノ伴奏だけとは限らない

この3連休、NHK全国学校音楽コンクールの全国大会が開催されていました。

音楽教育者でもある私なので、一応は録画をして一気に視聴していました。

合唱コンクールの内容なので、曲はピアノ伴奏が付く、あるいは無伴奏合唱曲とか、そんなものと思い込んでいましたが、

ある学校の演奏で、ピアノの他に7名の器楽奏者が登場。

その曲の編成、アルトサクソフォーン、打楽器、ピアノに弦楽五重奏。

これは、いったいどういうことなのか?

 

興味を抱いてしまった私、調べてみました。

三澤洋史さんが作曲した「男声合唱と8人のアンサンブルのための”Missa Pro Pace”(平和のためのミサ曲)」というもの。

昨日のコンクールではその中の一部が混声合唱版で演奏されていたということ。

曲全体は50分を超える大曲、グレゴリオ聖歌かと思えば、ゴスペルになったりと、ミサ曲という固定観念が完全に崩れてしまう斬新な内容でした。

参考までに、男声合唱版の演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

こんな曲があるのですね、知らなかった私でした。

さあ、コントラバス奏者として演奏することはあるのかな?

楽しいオペラを気軽に楽しむには?

10年位前のことですが、指揮者の仕事で、ヴェルディの歌劇「椿姫」を抜粋で演奏会形式による演奏を経験したことがありました。

私自身、オペラアリアの演奏をオーケストラで体験することはありましたけれども、

指揮者としての体験は初めてのことでした。

ただ、私の公式の指揮者デビューがオリジナルミュージカルの初演という、とんでもないことだったので、

いきなり指揮者として取り組むことには精神的なプレッシャーは全くなく、実は取り組んでいる最中はとっても楽しくて、たくさん勉強もして、非常にいい勉強になりました。

それ以来、またオペラの演奏に関われたらいいのになあと思うように。

 

でもねえ、そんな贅沢な経験、なかなか出来ないのですよ。

物理的にこなさないといけないことがたくさんあるし、

コストもかかるしねえ。

そして、思うのです。

「もっと演じる人もお客さんも気軽に楽しめるオペラはないのかなあ?」

 

ありましたよ、お手軽に楽しめるオペラが。

これ、なかなかコミカルで楽しいです。

イタリア出身のアメリカのオペラ作曲家、ジャン=カルロ・メノッティのオペラ『電話』

ストーリーなどの情報は、Wikipediaの記事で紹介とします。

ja.wikipedia.org

 

原語は本来英語でしょうけれども、ここでは日本語による上演の演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

演奏時間は30分は超えない短さ、舞台に出る出演者はたったの2名、

ストーリーは単純にコミカルで笑いもあり、

誰が見ても楽しめるということで、これはお手軽なオペラです。

でもねえ、私は思うのです。

「ピアノだけでなく、オーケストラではないの?」

 

勿論、ありますよ。

オーケストラ演奏が映っている動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

オーケストラの編成は管楽器が1管編成(トロンボーンはなし)、打楽器とピアノ、そして弦楽5部。

なんとお手軽な編成なんだ!

ただ、楽譜の入手は安くないでしょうけれどもね。

 

今の時代なら、電話は携帯電話かな?

いろんな演出が出来て、表現の可能性は広がりますね。

「オペラは敷居が高くてどうもねえ」

「上演時間が長くて辛い」

「言葉がわからない」

なんて、どうしてもネガティブな見方があることも承知していますので、

こんな作品から楽しむのはいかがでしょうか?

チューニングはきちんとしましょう

当たり前のことですが、演奏前にはチューニングをすることが常識です。

大昔、私がコントラバスで大学受験を準備していた時、受験の半年前のレッスンで当時の先生から屈辱的なことを言われたことがありました。

「君はチューニングが出来ていない」

なんと、1時間のレッスンの大半をチューニングに費やしたことがありました。

レッスン代は1万円、当時の私はなんかぼったくられた気分でしたが、

時間が経過すれば「あの経験はとても大切だった」と思うようになりました。

 

ということで、器楽奏者にとってのチューニングは、とっても大切なこと。

これを疎かにすることは考えられません。

ですが、このチューニングを逆手に取ったユーモアを表現した曲があるのです。

ハイドンの交響曲第60番「うかつ者」の第6楽章に、その仕掛けがあります。

まずは、楽譜に書いてある仕掛けの説明。

次の演奏動画の23:20からが、第6楽章の演奏開始。

その10秒後に事件が発生します。

youtu.be

 

これ、「しまった、チューニングを忘れていた!」みたいな感じで、ヴァイオリンが突然チューニングをしだすという仕掛け。

ただねえ、これ、下手すると、お客さんに意図が伝わらず、「あれ、何をしているの?」となってしまって、結果ウケないという悲劇が待っているかもしれません。

 

ならば、どうすればお客さんは笑ってくれるのか?

ありますよ、演奏者や指揮者が演技をすればいいのです。

参考として、「そこまでするか!」という演奏動画を紹介します。

第6楽章開始は23:30、いきなり仕掛けがあります。

youtu.be

 

演奏開始からヴァイオリンがひどい音程で演奏、指揮者が呆れてしまう、そしてチューニング開始、そして演奏再開。

これはインパクトがありますね。

 

ということで、ハイドンの交響曲は、思わず笑ってしまう仕掛けがいろいろとあって楽しいですね。

いっそのこと、この仕掛けばかりを並べて演奏会なんて存在しないのかなあ?

交響曲第45番「告別」の第4楽章はオーケストラ奏者が段々ステージから退場していくという仕掛けだし、

交響曲第90番の第4楽章は、終わったように見せかけて拍手を誘い、実は終わっていませんでしたよと騙してしまう仕掛けだし、

今回紹介した交響曲第60番「うかつ者」の第6楽章もありますしね。

これらの作品を並べてしまうと、お客さんは理屈抜きで楽しくなってしまうかもしれませんねえ。

国境で読み解くヨーロッパ ―境界の地理紀行―

私の数少ない海外旅行で、陸続きの国境を越えたことは(かつて国境だった場所も含めて)3か所ありました。

1991年夏、ドイツからルクセンブルクへ、そしてその日のうちにドイツに戻った時は、バス移動で、国境の検問所らしきものがあったかもわからないくらい、あっさりと通過したことを覚えています。

同じ年、旧西ドイツから旧東ドイツ、そして東西ベルリンを行き来するということもしましたが、ドイツ統一からまだ1年が経過していなかったあの時期に、旧東ドイツの面影が残っていた場所を訪ねるというのは、大変貴重な体験でした。

2008年5月、イタリアに演奏旅行に出向いていた私は、ローマにあるバチカン市国を訪ねていました。そうそう、このケースは、国境を超える意識が極めて薄いケースでしたね。

 

島国である日本にいると、陸続きの国境というものに接する機会がないので、

私にとっての陸続きの国境越えというのは、常に大きな関心と興味があったのでした。

そんな私、最近地元の図書館でこんな本を見つけまして、先日読了しました。

www.asakura.co.jp

 

加賀美雅弘『国境で読み解くヨーロッパー境界の地理紀行ー』(朝倉書店、2022年)

地理書としては、大変読みごたえがあります。

豊富な写真や地図資料が掲載されてあり、社会科学習が好きな私には(実は、中高社会科の教員免許を持っています!)わかりやすい内容で、面白かったです。

私自身、語学短期留学をしていた1991年はちょうど旧ユーゴスラビア紛争の最中だったので、そのことについても書かれてあったことは、大変勉強になりました。

 

国境を知ることは、その地域の地理だけでなく歴史や文化的背景、気候など、あらゆることを知りこととなります。

単なる境界線なのではないのですね。

いい本に巡り合えました。

阪神が球団史上初のセ・リーグ連覇

本日、プロ野球セ・リーグでは、阪神タイガースが2年連続8度目のリーグ優勝を決めました。

www.asahi.com

 

マジックが点灯してから、まさかの7連敗があって、

「今年は無理かなあ」なんて思ってしまったのですけれども、

苦しみながらも昨日でマジック1。

今日勝てば優勝なのに、今日の試合は敗れて、あとは巨人軍が負けてくれることを祈るのみの状態に。

そして、巨人が敗れたので、優勝が決まったということに。

球団史上初の連覇となったということです。

 

さあ、明日は近所の某電気店に行って、優勝セールです。

何を買うのか、一応は決めましたが、まだ迷っている部分も。

明日、優勝セールを楽しみたいと思っています。

そして、他の場所でもいろんな優勝セールがあるので、そこにも行って楽しみたいです。