コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

自分でカデンツァを作曲しないといけないコンクール

こんなコンクールが開催されると知りました。以下がその募集要項を記したサイトです。

tmcimc.jp

 

コンクールには課題曲が指定されていることはよくあること。

ところが、このコンクールの課題曲にはびっくりしました。

驚いたことはいろいろとあるのですが、特に驚いたことを書きます。

このコンクールのヴァイオリン部門、本選でハイドンのヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調の第1楽章をオーケストラをバックに演奏することが決まっています。

「へ~、モーツァルトじゃなくて、ハイドンなんだ!」そこに驚いて、そして

「もっとハイドンが演奏されたらいいのになあ」と常日頃思っている私は嬉しく思った次第。

ところが、もっと驚いたことがありました。

協奏曲についているカデンツァ、自作でなければならないとのこと。

 

通常、カデンツァは誰かの作品を弾くとか、すでに作曲家自身が書いているものを弾くことが多いのですが、

演奏者自らが作曲しなければならないというのは、なかなかユニークなことと思いました。

 

こんな音楽性が求められるなんて、コンクール参加者はどう思うのかなあ?

私は、どんなカデンツァになるのか、もしもオーケストラの一員としてその場所に接していたら、とても楽しみな心境でしょう。

 

果たして、どんなカデンツァが聞けるのでしょうか?

聞きに行ってみたくなりましたね。