コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・指揮者・ピアニストとして活動している平田昭浩のBlog

音楽

そんなところで演奏するの?~オペラ編~

モーツァルトのオペラで『皇帝ティートの慈悲』という作品があります。 その中で、第1幕で歌われるアリアに「行こう、だが愛しい人よ」というのがあります。 メゾソプラノのアリア、このアリア単独で演奏されることも多い素敵なアリア。 まずは、参考までに…

そんなところで演奏するの?

20世紀ドイツの作曲家、パウル・ヒンデミットの作品に室内音楽(ドイツ語でKammermusik)という作品が7曲あります。 その第7番の曲がオルガンをソリストとした曲。 バックの編成が変わっていて、管楽器は合計11名に対して、弦楽器はチェロとコントラバスのみ…

バッハのシャコンヌにピアノ伴奏を付けちゃった

昨日、NHKのEテレで放送のクラシック音楽館、 番組の終わり15分強で、バッハのシャコンヌのピアノ独奏版をブゾーニ編曲で放送されていました。 バッハのシャコンヌ、 正確には無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004 から最後の楽章の…

指揮者は練習時間も管理しなければならない

本日、とあるアンサンブルの練習日、指揮者業務でした。 与えられた練習時間に対して、どのように練習スケジュールを組み立てるかは、こちらのアンサンブルでは私が決めます。 心がけることは、なるべく練習時間が60分以内にして、休憩をいれること。 60分を…

幸田姉妹~洋楽黎明期を支えた幸田延と安藤幸~

昨年9月、幸田延に関する記述をこのBlogでしました。 hiratea.hatenablog.com 彼女のことをもっと知りたいなあと思った最近、 地元の図書館に下記の書籍があると知り、その本を借りて昨日読み切りました。 www.kinokuniya.co.jp そうそう、妹さんの安藤幸(…

10代のベートーヴェンを追いかける~ロマンス・カンタービレ WoO.207 Hess.13~

シリーズ「10代のベートーヴェンを追いかける」、恐らくは最終回の予定。 最後に取り上げる作品は「ロマンス・カンタービレ WoO.207 Hess.13」 は?なんですか、その作品は?そう思われて当然。 この曲との関連があると思われるのが、ベートーヴェンが15歳(…

演奏中に指揮者が倒れたらどうする?

もしもですよ、オーケストラの公演中、指揮者が倒れてしまったら、演奏しているオーケストラはどうするのでしょうか? 実は、別なケースですが、指揮者が指揮台から落ちて、客席に落下したというエピソードを聞いたことがあります。 その際、演奏は中断され…

10代のベートーヴェンを追いかける~ピアノ協奏曲 変ホ長調 WoO.4~

先月から書いていますシリーズ「10代のベートーヴェンを追いかける」 1回目と2回目の投稿では、ベートーヴェン14歳の作品を取り上げましたが、 3回目の今日は、更に1歳若い、13歳の頃の作品(1784年作曲)を取り上げます。 曲名は「ピアノ協奏曲 変ホ長調 Wo…

モーツァルトの未発表曲がまたまた発見された

2024年9月に世界中の音楽ファンを驚かせたニュースが、モーツァルトの未発表曲「ガンツ・クライネ・ナハトムジーク」の発見。 私もBlog記事にしました。 hiratea.hatenablog.com 今度は、フランス国立図書館で未発表の楽曲とレッスンノートが発見されたとい…

ティンパニ協奏曲は視覚的にも面白い

たまたま、SNSで面白い曲が演奏されるということを知りました。 ヨハン・カール・クリスティアン・フィッシャー(Johann Carl Christian Fischer, 1733年 - 1800年)というドイツの作曲家でオーボエ奏者が作曲した 「8つのオブリガート・ティンパニのための…

10代のベートーヴェンを追いかける~ピアノ四重奏曲 ハ長調 WoO.36 No.3~

シリーズ「10代のベートーヴェンを追いかける」 1回目の投稿では、ピアノ四重奏曲 変ホ長調 WoO.36 No.1 を取り上げましたが、 2回目の今日は、ハ長調 WoO.36 No.3 を取り上げます。 この曲も元ネタがありまして、それがモーツァルトのヴァイオリンソナタ ハ…

レッスンメニューの一つを公開します

昨日はコントラバスレッスン業務の日。 午前中は自宅で個人レッスン、午後からは出張してグループレッスン。 そのグループレッスンで使ったメニューの一つが、とんでもなく楽しく過ごせたので、 今日はそのメニューを公開します。 別に、企業秘密でもなんで…

10代のベートーヴェンを追いかける~ピアノ四重奏曲 変ホ長調 WoO.36 No.1~

何気なく、動画検索をしていたら、こんな演奏動画を見つけてしまいました。 youtu.be ベートーヴェンが14歳の時(1785年)に作曲された3つのピアノ四重奏曲の中の1曲、 変ホ長調 WoO.36 No.1 勿論、本当はコントラバスではなく、チェロで演奏がオリジナル。 …

ロックなヴィヴァルディ?

いくら、私が映画『ヴィヴァルディと私』を鑑賞したからとはいえ、 ヴィヴァルディとロックを結びつけるというのは、いささか乱暴な話と思われそうですが、 あるチェロ奏者の演奏を聞いて「ひょっとしたら、ヴィヴァルディはロックスターになれるかもしれな…

シューマン「アンダンテと変奏曲」の第2チェロ

個人的な思いですが、2台のピアノを使った作品がとても好きです。 昔、サン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」をよく演奏した経験があることや、 モーツァルトの2台のピアノのための協奏曲を演奏した経験があることが、その要因です。 そして、今日取り上げま…

ヴィヴァルディの「聖なる墓にて」

映画「ヴィヴァルディと私」を鑑賞した私なので、 どうも頭の中はヴィヴァルディでいっぱい。 今日も、このBlogでヴィヴァルディについて書きます。 2014年から指揮者として関わっています、とあるギターアンサンブル。 実は、過去に3回ヴィヴァルディの作品…

ヴィヴァルディの「ラ・フォリア」

先日、映画『ヴィヴァルディと私』を鑑賞してきた私、 公式サイトの上映劇場リストを見ると、すでに上映終了のところも。 まだ観られていない方、お急ぎくださいよ。 別に映画の宣伝をするつもりではないのですが、 映画ではこんなシーンがありました。 映画…

1930年代は不穏な時代~その時に書かれた音楽から読み解くメッセージとは?~

昨日、放送されたNHKのEテレの「クラシック音楽館」、 NHK交響楽団の定期公演が放送されました。 これ、楽しみにしていたのですよ。 1930年代のまさに不穏な時代に書かれた日本とドイツの音楽がプログラミングされていたからです。 指揮者で有名な山田一雄の…

俺の出番はないのか?

昨日、NHKのEテレで放送の「クラシックTV」は、バルトークを特集していました。 バルトーク、私は好きな作曲家なのに、あまりちゃんと彼のことを勉強してこなかったので、 番組はとっても有意義なものとなりました。 ところで、番組の最後にバルトークのピア…

ヴィヴァルディ「チェロ協奏曲 ホ短調 RV409」

一昨日に映画『ヴィヴァルディと私』を鑑賞して、すっかりとヴィヴァルディ沼にはまってしまった私。 この機会に、いろいろと作品を聞いてみようと思ったので、 しばらくは私の気になるヴィヴァルディの作品について、自由に書いてみます。 本日は、チェロ協…

映画『ヴィヴァルディと私』を観てきました

本日、楽しみにしていました、映画『ヴィヴァルディと私』を観てきました。 公式サイトを以下に貼り付けておきます。 vivaldi.ayapro.ne.jp すでに原作本を読んでいた私、 hiratea.hatenablog.com なので予習はバッチリ! そして、退屈することなく鑑賞でき…

リヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」を親しみやすくするには?

リヒャルト・シュトラウスのオペラに「ばらの騎士」があります。 音楽の中身は、なかなかリラックスした内容、案外親しみやすいのですが、 難点は演奏時間の長さ。 実演奏時間で3時間20分くらいは、休憩時間を入れたとしても、なかなかの時間。 さすがに長い…

週末の土日は指揮者業務でした

一昨日と昨日の土日、私は指揮者業務をこなしていました。 土曜日は、とあるアンサンブルの練習、 日曜日は、とあるギターアンサンブルの定期演奏会に出演でした。 ameblo.jp 昨日の公演、本番では全く予想しないトラブルがあったり、いろいろと小さな事故は…

ハイドン「ピアノ三重奏曲第27番(第43番)ハ長調」は私のお気に入り

先日、大阪国際室内楽コンクールの第2部門第1ステージを見に行った私、 この日はハイドンの作品を5回も聞き、 その中で「ピアノ三重奏曲第27番(ランドン版なら第43番)ハ長調」をなんと3回も聞くこととなりました。 同じ曲を3回も聞いた私でしたが、どの団…

第12回大阪国際室内楽コンクールを見てきました

今日、本来なら仕事が入っていましたが、キャンセルとなり、1日Offとなった私。 急に思いついて、大阪市にあるいずみホールで開催中の第12回大阪国際室内楽コンクールの第2部門(ピアノ三重奏、ピアノ四重奏)の第1ラウンドを見てきました。 コンクールの詳…

泣いても笑っても、もう練習はありません

本日、とあるギターアンサンブルの練習日、指揮者業務でした。 来週の公演前の練習は、今日が最後。 あまり細かいことは抜きにして、絶対に外せないことをこなして、練習は終了。 来週の日曜日はもう本番です。 ameblo.jp 正直、出来はかなりいいです。 これ…

書き直す前の作品もいいじゃない

昔、こんな演奏会があったのを知りました。 www.michaelhaydnproject.com ハイドンの弟、ミヒャエル・ハイドンの弦楽五重奏曲から2曲と、ほぼ同時期に作曲されたモーツァルトの弦楽五重奏曲第1番を演奏するという演奏会企画。 弦楽五重奏はチェロを使用する…

『スターバト・マーテル』→『ヴィヴァルディと私』

イタリアのティツィアーノ・スカルバが書いた小説『スターバト・マーテル』 2008年に出版、日本語訳版は2011年に出版されました(翻訳は中山エツコ氏)。 www.kawade.co.jp 先日、映画『ヴィヴァルディと私』が日本で公開上映されることを知り、 この小説が…

ヴィヴァルディ「2つのチェロのための協奏曲 ト短調 RV.531」

今月末から、ある映画が国内で上映されます。 その映画「ヴィヴァルディと私」 vivaldi.ayapro.ne.jp この映画のことが気になって仕方がない私。 その原作も近日中に出版の予定。 www.kawade.co.jp 気が早いのですが、再来年の2028年は、ヴィヴァルディ生誕3…

ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく

5連休の間に読み切ると決めていた本を、今日読了しました。 その本、かげはら史帆さん著作の『ベートーヴェン捏造~名プロデューサーは噓をつく~』 www.kawade.co.jp 昨年、映画化されたのですが、その時は全く興味を持っていなかったのでした。 ところが、…