コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

音楽

ツィンバロム

ふとしたことで、こんな楽器のことに関心が沸きました。 ハンガリーを中心とした地域で見られるツィンバロムという楽器。 解説は、いつものごとく、Wikipedia記事で代用。 ja.wikipedia.org クラシック音楽を専門に活動する私にとって、 この楽器の演奏は、…

Mozart y Manbo

3年前、こんなBlog記事を書いていました。 hiratea.hatenablog.com そして、このシリーズのCDを3枚購入。 どうやら、このシリーズのCDはこれで完結のようです。 この企画の主宰、ベルリンフィルのホルン奏者であるサラ・ウィリスさんのサイトに、 一連の企画…

シューベルトを勉強

先月29日にNHKのEテレで放送された「クラシックTV」はシューベルトがテーマ。 ここのところ、テレビをじっくりと見る余裕がなく、 今頃視聴したのでした。 www.nhk.jp シューベルトは中学1年生の音楽の授業で、必ず学習する人物。 そうそう、あの歌曲「魔王…

散楽

今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」を毎週欠かさず視聴している私ですが、 音楽家として勉強になることがたくさん盛り込まれています。 そして、勉強になったのが散楽という芸能のこと。 昨日の放送、最後の紀行の部分で紹介がありました。 www.nhk.jp もっと…

ラプソディ・イン・ブルーの初演から100年

ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」は大変人気の曲です。 そういえば、昔は、とあるドラマで取り上げられたりと、 現在でも演奏頻度が高い曲。 実は、私、1度だけ演奏体験があるのですけれども、 その時の楽器はなんとティンパニ! なんとも恐ろ…

ダンバートン・オークス

今日の記事の標題、なんのことかと思われますが、 これはストラヴィンスキーが書いた協奏曲「ダンバートン・オークス」のこと。 曲に関する解説は、Wikipedia記事にて割愛。 ja.wikipedia.org ストラヴィンスキーを昔から好きな私ですが、 好きであることと…

ヨハン・シュトラウス2世の「こうもり」

昨日、懐かしく以下の番組を視聴していました。 www.nhk.jp 2002年のウィーンフィルニューイヤーコンサート、 私はその公演の放送を見ていました。 当時の私、ヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇『こうもり』序曲を聞いて大興奮していました。 昨日の放送を見…

指揮者の小澤征爾さん死去

大変、残念なニュースが入ってきました。 「世界のオザワ」と評され活躍されていました、指揮者の小澤征爾さんが亡くなられました。 www3.nhk.or.jp 20年くらい前、京都で指揮者講習会を聴講させていただいた時、 2回ほど小澤さんのレッスンを見学したことが…

演奏終了まで639年!

私が非常勤講師として勤務している学校の高校2年生の音楽の授業、 今年度からジョン・ケージを扱っています。 そうそう、あの「4分33秒」を作曲した(⁉)前衛音楽家ですよ。 そんな彼の作品について、こんなニュース記事を見つけてしまいました。 www.tokyo-…

ブルックナーの交響曲第7番に室内楽版がある

今年生誕200年となるブルックナー。 きっと、彼の作品がいろいろと演奏される頻度が上がるだろうと思われます。 ただ、こんな作品はどうでしょうか? 私がここのところ、いろいろと調べていますシェーンベルク(彼も生誕150年!)が主導していた「私的演奏協…

テレマンのGrillen Symphonie

3年前のBlog記事に、こんなものを私は書いていました。 hiratea.hatenablog.com とても編成がユニークだし、 コントラバス2本がコンチェルトのように目立つし、 曲想も楽しい調べだし、 ずっと演奏出来ないかなあと祈るばかり。 その祈りは、未だに実現でき…

グリンカを語る

近代ロシア音楽の父と呼ばれるのが、ミハイル・グリンカ(1804-1857) 彼の詳細については、Wikipedia記事を貼り付けておきます。 ja.wikipedia.org 私、これまでにコントラバス奏者としてでなく、指揮者やピアニストとして、 グリンカの以下の作品を演奏し…

寒の糸

私はコントラバス奏者であることと、 非常勤講師として勤務している学校の音楽の授業で和楽器の学習をこの時期にしていることから、 次のニュースは、興味深く見ました。 www3.nhk.or.jp 和楽器の弦の生産方法なんて全く知らなかった私でしたので、 ニュース…

ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」

ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」 私はとても好きな曲です。 というか、ドビュッシーは昔から大変好きでした。 ピアノ曲もたくさん弾きましたし、 オーケストラでもいくつかの曲を演奏した経験があるのに、 この曲に関しては、まだ演奏体験を持ったこ…

フォーレを忘れていました

いつも、年始のBlogには、その年のメモリアルイヤーの作曲家たちについて、 勝手にいろいろと語っていた私。 ただ、メモリアルイヤーの基準を勝手に決めていました。 それは、没後○○年をなるべく取り上げないということ。 生まれたことを取り上げることは、…

メンデルスゾーンの「協奏的変奏曲」

10年くらい前に、メンデルスゾーンの協奏的変奏曲を弾いたことがあります。 原曲はチェロとピアノのための曲を、チェロをコントラバスに置き換えて演奏しました。 昔から大変好きな曲だったのですけれども、 これを弾いたのはたったの1度きり。 どんな曲なの…

大学入試共通テスト 国語の問題

一昨日と昨日と2日間実施された大学入試共通テスト、 一昨日の国語の問題で、クラシック音楽業界で話題になったものがありました。 その問題、第1問にあった文章でした。 その問題は以下をご覧ください。 www.toshin.com この問題、出典先は渡辺裕『サウンド…

昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲

今シーズンのNHK朝の連続テレビ小説は「ブギウギ」 リアルタイムでは見れない私なので、録画をして視聴しています。 たまにエキストラ出演している音楽家さんが知り合いだったりするのが驚きの私。 「あれ~、○○さんが出てる!」なんてね。 ところで、そのド…

2024年がメモリアルイヤーの作曲家たち~グスターヴ・ホルスト~

このシリーズ、5人目は、生誕150年となります グスターヴ・ホルスト(1874-1934:イギリス)を取り上げます。 いつものごとく、Wikipedia記事を貼り付けておきます。 ja.wikipedia.org 昨年の9月、私が非常勤講師として勤務している学校の音楽の授業で、 ホ…

2024年がメモリアルイヤーの作曲家たち~アントン・ブルックナー~

このシリーズ、4人目は、生誕200年となります、 アントン・ブルックナー(1824-1896:オーストリア) いつものごとく、Wikipedia記事を貼り付けておきます。 ja.wikipedia.org 彼の作品、私は演奏したことが一度もありません。 なので、ブルックナーのことは…

2024年がメモリアルイヤーの作曲家たち~アルノルト・シェーンベルク~

このシリーズ3回目は、生誕150年を迎えます、 アルノルト・シェーンベルク(1874-1951:オーストリア)を取り上げます。 いつものごとく、Wikipedia記事を貼り付けておきます。 ja.wikipedia.org 私としては、彼の作曲作品に関心があるというよりは、案外彼…

2024年がメモリアルイヤーの作曲家たち~べドルジハ・スメタナ~

年始になると、恒例のように「○○○○年がメモリアルイヤーの作曲家たち」と題したBlog記事を書いている私ですが、 今年も音楽家らしく、このシリーズを書こうと思います。 といっても、昨年末にはフライングでクーセヴィツキー生誕150年のことを書きました。 h…

昨年に引き続き、ベートーヴェンの第九を弾いてきました

本日、ベートーヴェンの第九公演でした。 hiratea.hatenablog.com 昨年は体育館で極寒の中での演奏、 それに比べたら、今年はちゃんとホールで演奏出来るのですから、そりゃ快適でしたよ! まあ、それはそうとして、 ベートーヴェンの第九を演奏している時、…

モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」序曲

今週23日(土)はベートーヴェンの第九公演に出演予定の私。 hiratea.hatenablog.com この公演、メインの第九の前に、 モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」より序曲が演奏されます。 私、勘違いをしていました。 今まで演奏したことがあると思い込んでいた…

2024年がメモリアルイヤーの作曲家たち~セルゲイ・クーセヴィツキー~

「○○○○年がメモリアルイヤーの作曲家たち」のシリーズをこのBlogで書く時、 年始早々に書くことを習慣にしていた私ですが、 今日のBlog記事はフライングして、来年2024年のメモリアルイヤーの作曲家たちを書きます。 というのも、来年は結構多いのですよ。 …

ベートーヴェンの第九の季節がやってきました

本日、ベートーヴェンの第九公演の練習日、 ちなみに、公演のフライヤーは以下のもの。 昨年に引き続き、私は首席コントラバス奏者として出演。 今日もしっかりと練習をしてきました。 やはり、昨年経験をしていることから、ちょっとだけ余裕を持って準備が…

思い出のある作品たち

昨日、NHKのEテレで放送された「クラシック音楽館」を視聴しました。 昨日はこんな内容。 www.nhk.jp いろいろと思うことが多かった演奏でしたが、 ここでは極めて個人的な思い出をフラッシュバックします。 というのも、演奏された曲目、私にとって何らかの…

ベートーヴェンの第九のシーズンがやってきました

師走を迎え、いよいよ今年も残り少ない日数となってきました。 日本のクラシック音楽界での年末の恒例行事は、なんといってもベートーヴェンの第九、 すなわち、ベートーヴェン作曲の交響曲第9番「合唱付き」の演奏が目白押しとなる時期です。 私はこの習慣…

グリエールが弾きたい

昨年勃発したウクライナ侵攻、 まだまだ終わりが見えない、混沌とした状況に心を痛めている私。 勿論、ガザ地区の惨状も無視できません。 ところで、昨年に3度にわたって、ウクライナ支援チャリティーコンサートに出演した私は、 ウクライナのキーウ出身の作…

音楽家もエンターテイナーなのかなあ?

本日、指揮者業務として、以下のフライヤーの演奏会に出演していました。 私が指揮者として出演したのは、3部構成の最後のステージのみ。 その40分弱の時間、少々ハラハラしましたが、なんとか無事に終演することが出来まして、安堵の気持ちです。 私の中で…