20年位前、「のだめカンタービレ」がドラマ化されて放送された際、
放送で扱われたクラシック曲が、よく演奏されました。
その中で、モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448」も扱われました。
念のため、第1楽章のみの演奏動画を貼り付けておきます。
その当時、ちょっとした演奏会のプログラミングをしていた際、
ピアノデュオで活動している人に「この曲、弾いてもらえませんか?」と提案したところ、実はやんわりと断られたことがあります。
その答えが単純、「私、モーツァルト嫌いなのよ」
この返答、案外多いのです。
聴衆の好みとは対照的に、モーツァルトは演奏家にとっては特有の難しさがあって、結構苦手な意識を持っている方も多いようです。
事実、私も好きだけれども、演奏は苦手というタイプ。
さて、このプログラミングをしていた演奏会企画、あるところから別提案を受けました。
「同じ2台のピアノの作品にフーガがあるの。そちらなら弾いてもいいかもね?」
(結局、この逆提案は採用されませんでしたが)
え、そんな作品があるの?
正確な曲名は「2台のピアノのためのフーガ ハ短調 K.426」
この作品ねえ、まるでバッハみたいなのですよ。
ということで、演奏動画を貼り付けておきます。
この曲、演奏頻度は圧倒的に低いのです。
むしろ、このフーガが作曲された後、モーツァルトによって弦楽合奏に編曲され、序奏にあたるアダージョが加わった形で、「アダージョとフーガ ハ短調 K.546」が作られましたが、
こちらの方が断然演奏頻度が高いです。
これも、演奏動画を貼り付けておきます。
コントラバス奏者の私だったら、この作品は弾いてみたいとは思うのですけれども、
なぜか演奏したことはありません。
やっぱり、弦楽合奏だったら、アイネ・クライネ・ナハトムジークとか、ディヴェルティメント ニ長調 とかに人気が集中しますからねえ、私はそれらばかりをこれまでに弾いてきました。
でも、まるでバッハみたいなモーツァルトもいいと思うのですけれどもね。