コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・指揮者・ピアニストとして活動している平田昭浩のBlog

まるでバッハみたいなモーツァルト

20年位前、「のだめカンタービレ」がドラマ化されて放送された際、

放送で扱われたクラシック曲が、よく演奏されました。

その中で、モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448」も扱われました。

念のため、第1楽章のみの演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

その当時、ちょっとした演奏会のプログラミングをしていた際、

ピアノデュオで活動している人に「この曲、弾いてもらえませんか?」と提案したところ、実はやんわりと断られたことがあります。

その答えが単純、「私、モーツァルト嫌いなのよ」

 

この返答、案外多いのです。

聴衆の好みとは対照的に、モーツァルトは演奏家にとっては特有の難しさがあって、結構苦手な意識を持っている方も多いようです。

事実、私も好きだけれども、演奏は苦手というタイプ。

 

さて、このプログラミングをしていた演奏会企画、あるところから別提案を受けました。

「同じ2台のピアノの作品にフーガがあるの。そちらなら弾いてもいいかもね?」

(結局、この逆提案は採用されませんでしたが)

 

え、そんな作品があるの?

正確な曲名は「2台のピアノのためのフーガ ハ短調 K.426」

この作品ねえ、まるでバッハみたいなのですよ。

ということで、演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

この曲、演奏頻度は圧倒的に低いのです。

むしろ、このフーガが作曲された後、モーツァルトによって弦楽合奏に編曲され、序奏にあたるアダージョが加わった形で、「アダージョとフーガ ハ短調 K.546」が作られましたが、

こちらの方が断然演奏頻度が高いです。

これも、演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

コントラバス奏者の私だったら、この作品は弾いてみたいとは思うのですけれども、

なぜか演奏したことはありません。

やっぱり、弦楽合奏だったら、アイネ・クライネ・ナハトムジークとか、ディヴェルティメント ニ長調 とかに人気が集中しますからねえ、私はそれらばかりをこれまでに弾いてきました。

でも、まるでバッハみたいなモーツァルトもいいと思うのですけれどもね。