ベートーヴェンの弦楽四重奏曲を弦楽合奏で弾いた体験を持つ私ですが、
そういえば、弦楽五重奏曲は弾いたことがないなあと思っていました。
そう思っていた矢先、ある演奏動画を見つけてしまいました。
まず、タイトルに謎があるのです。
「プレリュードとフーガ」って、そんな曲があるのか?
いや、あるのはあるのですが、貼り付けた演奏動画のものではないはず。
では、どういうことなのか?
まず、弦楽五重奏曲 ニ短調 Hess 40 という作品がありまして、
これがプレリュードとフーガで構成されているのですが、
フーガが未完成なのです(曲の詳細はWikipediaの記事で紹介)。
このままでは演奏に使えないので、ここの演奏動画では未完成の作品の続きに弦楽五重奏曲 ニ長調 Op.137 をフーガとして使用して演奏(この曲の詳細もWikipediaの記事で紹介)。
そして、2曲を繫げる部分を別の人物が作曲しているとのこと。
この演奏内容を気に入ってしまった私。
ふと考えたのでした。
「これ、弦楽合奏で演奏するんだったら、コントラバスも入れなきゃいけないんじゃない?」
演奏動画では、弦楽五重奏のパートを2人ずつにして演奏されていました。
これもすっきりとした演奏で好感が持てますが、
コントラバス奏者の私としては、やはりコントラバスが入ってほしいと願うもの。
ベートーヴェンのあまりにも知名度の低い作品、演奏する機会があるとはなかなか考え付かないのですけれども、
再来年がベートーヴェン没後200年、そこに向けてのプロジェクトとして、捉えてもいい曲かもしれませんけどねえ。