近代ロシア音楽の父と呼ばれるのが、ミハイル・グリンカ(1804-1857)
彼の詳細については、Wikipedia記事を貼り付けておきます。
私、これまでにコントラバス奏者としてでなく、指揮者やピアニストとして、
グリンカの以下の作品を演奏したことがありました。
・歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
・スペイン序曲第1番『ホタ・アラゴネーサの主題による華麗なるカプリーズ』
・幻想曲『カマリンスカヤ』
・スペイン序曲第2番『マドリードの夏の一夜の思い出』
・悲愴三重奏曲
気が付けば、それほど知られた作品が多い作曲家ではないのに、
よく演奏してきているなあと思うのでした。
ところで、コントラバス奏者としては気になる作品があります。
というのも、グリンカはコントラバスを必要とする室内楽曲を4曲も作曲しているということ。
全てを収録しているCDを私は持っているのですが、
私はまだその4曲を演奏したことがありません。
では、どんな曲なのか?
全曲紹介のため、全曲演奏動画を貼り付けておきます。
まずは1823年作曲の七重奏曲 変ホ長調
編成:オーボエ、ファゴット、ホルン、ヴァイオリン2、チェロ、コントラバス
なんとなく、ベートーヴェンの七重奏曲からインスピレーションを感じたのかも?
次からは作曲された時期が全て1832年の曲。
編成が非常に変わっている曲、
ドニゼッティのオペラ『アンナ・ポレーナ』によるセレナード 変ホ長調
編成:ファゴット、ホルン、ピアノ、ハープ、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
オペラ作品からの引用からの楽しさと美しさは味わい深いと思ったのですけれども、
こんな変わった編成、演奏するチャンスはなさそうなのが実感。
オペラ作品からの引用が続きます。
ベッリーニのオペラ『夢遊病の女』による華麗なるディヴェルティメント 変イ長調
ほぼピアノ協奏曲のような雰囲気の作品。
だからなのかなあ、動画検索をしても、弦楽合奏版が結構見つかるのですね。
さて、やっぱりこの曲がイチ押しになるのでしょうかねえ。
大六重奏曲 変ホ長調
紹介した4曲の中で、一番演奏頻度が高く、演奏効果もある曲と思いますね。
弦楽器も弾き甲斐のある曲でしょうかねえ。
以上、私が気になっていた作品を語りました。
演奏予定は全くありませんけれどもね。