デンマークの作曲家で一番有名な人物に、カール・ニールセンがいます。
作曲家のデータはいつものようにWikipediaの記事を貼り付けておきます。
正直に申して、私は彼の作品を演奏したことはありませんでした。
そして、彼のことを特に関心を持ったこともなかったのですが、
ひょんなことから、変わった作品を知ることとなりました。
そのタイトル "Serenata in vano" というもの。
編成はクラリネット、ファゴット、ホルン、チェロ、そしてコントラバスという変わった五重奏。
なかなかユーモラスな音楽で、これは案外楽しめると思うのですけれども。
いつものように、演奏動画を貼り付けておきます。
ところで、タイトルの "Serenata in vano" とありますけれども、
これを日本語訳するにはどうしたらいいのでしょうか?
ポイントは vano という言葉。
スペイン語でもイタリア語でも、意味は「空虚な」とか「無駄な」みたいなニュアンスということなので、
まさか「空虚なセレナータ」とか「無駄なセレナータ」なんて日本語訳は、あまりにもカッコ悪いですし、
片仮名で「セレナータ・イン・ヴァノ」というのも、なんだかしっくりこないし、
私の乏しい言語力では、どうしようもありません。
誰か、いい訳を作ってくれないかなあ?