コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

日本語訳にするにばどうしたらいいの?

デンマークの作曲家で一番有名な人物に、カール・ニールセンがいます。

作曲家のデータはいつものようにWikipediaの記事を貼り付けておきます。

ja.wikipedia.org

 

正直に申して、私は彼の作品を演奏したことはありませんでした。

そして、彼のことを特に関心を持ったこともなかったのですが、

ひょんなことから、変わった作品を知ることとなりました。

そのタイトル "Serenata in vano" というもの。

編成はクラリネットファゴット、ホルン、チェロ、そしてコントラバスという変わった五重奏。

なかなかユーモラスな音楽で、これは案外楽しめると思うのですけれども。

いつものように、演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

ところで、タイトルの "Serenata in vano" とありますけれども、

これを日本語訳するにはどうしたらいいのでしょうか?

ポイントは vano という言葉。

スペイン語でもイタリア語でも、意味は「空虚な」とか「無駄な」みたいなニュアンスということなので、

まさか「空虚なセレナータ」とか「無駄なセレナータ」なんて日本語訳は、あまりにもカッコ悪いですし、

片仮名で「セレナータ・イン・ヴァノ」というのも、なんだかしっくりこないし、

私の乏しい言語力では、どうしようもありません。

誰か、いい訳を作ってくれないかなあ?