私が大学受験の時(1992年~93年の頃)、
当時受験した京都市立芸術大学を含む、いくつかの大学のコントラバス専攻の試験曲に、
カプッツィのコントラバス協奏曲 ニ長調 の第1楽章が採用されていました。
当然、当時の私もこの曲を練習していたのでして、
懐かしい思い出です。
実は、レッスンの仕事で、この曲を持ってこられましたお弟子さんがいらっしゃったので、
ふと、このBlogを書いている次第。
そもそも、カプッツィって誰やねん?
彼の解説を知るために、英語版のWikipediaの記事を貼り付けておきます。
今では、彼の作品をコントラバス協奏曲以外で知ることは難しいのではないでしょうか?
「カプッツィ=コントラバス協奏曲」という図式が成り立つくらいなのかなあ?
さて、この作品の第1楽章、今では大学入試の課題曲になることはあるのかなあ?
どちらかといえば、現在ではコントラバスをある程度学習してきて、やがては勉強するみたいな教材として扱われるのかなあと感じています。
そうそう、実際の演奏会で取り上げられること、ほとんど見当たらないですし、
コンクールとか試験とかで演奏されていることくらいかなあ?
このように、コントラバス業界ではよく知られた作品なのですけれども、
一般的にはほぼ知られていない作品なので、
ここにピアノ伴奏版ですけれども、演奏動画を貼り付けておきます。
(第1楽章のみ)
ちなみに、オーケストラ版の楽譜は入手できるのですけれども、
この曲、演奏したらどのように聞こえるのでしょうか?
コントラバスの音域、滅茶苦茶に低いから、きっとオーケストラにかき消されてしまうんじゃないかなあ?
もしも、そんなオファーが私のところに来たら、さあどうする?
まあ、来ないでしょうけれども、その時は悩みますねえ。