私が非常勤講師として勤務している学校、
2学期の最初から9月中はキーボードやハンドベルを使って、
クラシック音楽の名曲を弾いてみるということをしています。
メニューは学年によって違うのですが、以下のようにしています。
中学1年生:ヴィヴァルディ/「四季」より『春』第1楽章冒頭部分
中学3年生及び高校から入学の高校2年生:ムソルグスキー/「展覧会の絵」より『プロムナード』または『キーウの大門』
中学から入学の高校1年生と2年生:ホルスト/「惑星」から『木星』第4主題
ピアノを習っている生徒や、かつて習っていた生徒にとっては、それほど難しくない課題ですが、
鍵盤なんて、触ったこともないみたいな生徒にとっては、どれもが大変な課題かもしれません。
ですが、ちょっとでも作品を演奏する体験がある方が、作品の理解によい影響があるでしょうから、
このメニューは、少々難しくても、生徒たちにはこなしてもらうことにしています。
それにしても、黙々と必死になって弾いている生徒たちの姿は、実に微笑ましい光景です。
ただ、こうなると、私はかなり暇になってしまうのが難点。
でも、なるべく教えに行くことは最小限にしています。
というのも、生徒同士で教えあっている光景がよく見られて、
この方が教育的効果があるからです。
なので、私は極力じっとしています。
これも仕事です。