もう、このシリーズは最終回なんて、以前の記事に書いていましたが、
うっかり、次の人物を取り上げることを忘れていました。
従いまして、今回が本当に最終回(だと思います?)の予定。
その作曲家、ロシア生まれの作曲家であるパウル・ユオン(1872-1940)
生誕150周年にあたります。
一般的な知名度があまりないので、作曲家のデータをWikipediaの記事で紹介。
実は、以前に彼の作品を取り上げようとして、結局は取り上げなかった作品がありました。
日本語訳のタイトルが探し切れていないので、あえて原題で表記すれば、
Trio Miniaturen(ドイツ語で表記)
ピアノ三重奏の編成ですが、ヴァイオリンをクラリネットに、チェロをヴィオラに置き換えてもいいようになっています。
この曲のチェロをコントラバスに置きかえての演奏を目論んでいたのでしたが、
実現ならずに今に至っています。
それならば、今年に取り上げたらとは思うのですが、
チェロのパートをコントラバスに置き換えることに、今では少々抵抗を感じるようになったのです。
素朴に思うようになったのが
「だって、チェロで弾いた方がいいに決まってるやん」ということ。
別の楽器に置き換えることで、新たな魅力が発見されることもありますが、
最近の私はこの発想が無くなってきているかも?
ということで、彼の作品には関心がなくなっていたところに、
全く別の作品を聞いて「これ、いいなあ」と思ったものが。
これも日本語訳で探しきれなかったので原題で表記しますと
Episodes concertantes, Konzert d-Moll
それで、どんな曲かといえば、以下のYouTube動画をご覧ください。
ソリストにピアノ、ヴァイオリン、チェロのトリオを配置しての協奏曲。
そうそう、ベートーヴェンの三重協奏曲と同じ発想。
昨年、カゼッラの三重協奏曲を話題にした私でしたが、
この曲は果たして日本で演奏された履歴があるのでしょうか?
一度、生演奏を聞いてみたいなあ。
だってねえ、実にカッコいい作品ですもの。