たまたま、昨日のNHKのEテレで放送の「Classic TV」を見ていました。
テーマはショパンでした。
放送後にふと、私がいつからショパンが好きだったのかなあと振り返ってみました。
多分、1985年のショパンコンクールで優勝したことから、ショパン熱が始まったと記憶しています。
現在の私は、ピアニストとしての活動はもっぱら室内楽とか伴奏とか、いわゆるソロはしていませんので、ショパンを弾くという経験はだいぶ遠ざかっています。
でも、昔は好きすぎて、コントラバスでショパンのチェロの作品を弾いたり、ショパンにまつわるコントラバスとピアノのための作品(ボッテジーニ作曲の作品)を弾いたり、
そんなことをしていたものです。
ところで、コントラバス奏者ですから、ショパンのピアノ協奏曲には多少なりとも関心があります。
来月に私がコントラバス奏者として出演予定のピアノ協奏曲の演奏会、ショパンのピアノ協奏曲第1番が抜粋で取り上げられます。
この曲、とっても素敵な作品なのに、オーケストレーションがあまり上手くない。
休みの小節数がなんか掴みにくくて、昔入るところを間違えてしまったという大失態をしてしまった苦い経験がある曲。
今回は、そんなミスはしませんよ!
今回、ちょっと楽しみにしていることがありまして。
というのも、今度のオーケストラ、管楽器が1本ずつ。
ティンパニが入って、弦楽器の人数もそんなに多くなくて、コントラバスも私一人。
でも、これくらい人数を絞ると、
「単なる伴奏だからねえ」なんて消極的な姿勢で演奏するなんてことは出来ません。
というか、本来はそんな気構えを持つことはご法度のはず。
オーケストレーションがよくない作品が、ひょっとしたらとっても面白い作風に生まれ変わるのかもしれませんね。
室内楽的だけれども、オーケストラとしての色彩も兼ね備える、
そんな演奏になれば素敵なのですけれどもねえ。
その演奏会のご案内は以下に記しておきますね。