「ショパコン」の略語まで登場した、ショパン国際ピアノコンクールは終了。
まだ余韻冷め止まない人々は数多くいらっしゃることでしょう。
私は動画生配信を見たら仕事に影響すると思い(だって、夜中だもの!)、
最終予選のコンチェルトだけは一部見ましたけれども、
今は、オーケストラの一員としてショパンのピアノ協奏曲が弾きたくてたまらない心境。
ただねえ、オーケストラの仲間、ショパンを敬遠するムーヴがあることも事実。
こんな声を聞いたような。
「休みを数えにくいんだよなあ」
「ここのフレーズ、大切なのになんでp(ピアノ)という強弱記号で書かれてあるんだろう」
「このアーティキュレーション、本当にこれでいいのかなあ?」
などなど、他にもネガティヴ意見も聞いたかなあ。
否定はしませんけれども、ピアノも弾く私は
「でも、世界中で弾かれるし、好きな人にはたまらないんだよなあ」
と、ポジティヴに捉えて、オーケストラとしての弾きにくさを考えないようにしています。
それに、コントラバス奏者として捉えるに、ピアノ協奏曲第1番は、ちょっと美味しいパッセージがいくつかあることも事実。
先日、私はこの曲の演奏を体験した際、そのことを痛感して、とても楽しかったのですよ。
でも、私、オーケストラではまだピアノ協奏曲第1番しか弾いていません。
第2番も弾きたいなあ。
おっと、実はピアノを独奏楽器にした協奏的作品は他に4曲もあるのだとか。
以下がそのリスト。
・モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の『お手をどうぞ』の主題による変奏曲
・ポーランド民謡による大幻想曲
・ロンド・クラコヴィアク
・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズなんて、ピアノ独奏版でしか聞いたことがないぞ!
そうそう、上記の作品、滅多に演奏されないのです。
でも、今回のショパンコンクールを契機に、演奏されてもいいかもねえ。
この中でも、私は「ロンド・クラコヴィアク」が特に好きかなあ?
オーケストラもそれなりに活かされている作品のようにも思えまして。
そこで、演奏動画を貼り付けました。