2002年の非常に古い映画ですが、
日本では2003年に公開された「戦場のピアニスト(原題:The Pianist)」は、
当時の私には大変にショッキングな映画であり、
簡単にはここで映画の内容は表現できないほどの、
あまりにも深遠な意義深い映画です。
私はこの映画の原作も読みましたから、
映画の内容はよく記憶しているところですけれども、
私が語るよりは、手抜きですけれども、Wikipedia記事で紹介の方がいいかと思います。
劇中の音楽、舞台がポーランドということもあって、ショパンの作品の割合が非常に多いのも納得。
そして、映画のエンディング、このエンドロールでお客さんが席を立ってはいけません!
そうなのです、このエンドロールでの演奏までが映画の一部分なのです。
そこで演奏されていたショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」を聞き入ってしまっていた私でした。
そうそう、あまりの衝撃的な内容に、席を立つことさえ忘れ、そのまま音楽を聞き入っていたのでした。
ということで、私にとっての「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」は、どうしても「戦場のピアニスト」の印象でいっぱいなのです。
だからかなあ、現在ではピアノ独奏版が圧倒的に演奏頻度が高いのに、
原曲のオーケストラの活躍がほとんどなく(コントラバスなんて、本当に休みだらけ!)
ピアノ独奏版でも演奏に全く支障がないにも関わらず、
20年前の映画を鑑賞したがために、
どうしてもピアノと管弦楽版でないと満足できない私がいます。
でも、一般的にピアニストの心理状況はどうなのでしょうかねえ?
ということで、私が気に入っているオーケストラとの共演による演奏動画を貼り付けておきます。