2021年1月、京都府京田辺市に小さなプロオーケストラが誕生、
発足時からコントラバス奏者として関わっています私です。
そのオーケストラ、弦楽器は3-3-2-2-1、
管楽器は全て1本ずつの7名、あとは打楽器奏者1名が基本編成。
勿論、ベートーヴェンの第九なんかは通常編成(といっても、弦楽器の人数はやはり少なめ)で演奏することになっているのですが、
それ以外の公演は、基本的に1管編成のスタイルに多少のプラスアルファがある程度。
1管編成のオーケストラなので、どうしても編曲者が必要。
幸い、こちらのオーケストラには専属アレンジャーが付いていて、そこは安心。
ですが、そのアレンジャーが忙しくて、手が回らないという状況も考えられます。
先月24日の公演、ショパンの曲を2曲演奏したのですが、
1曲は専属アレンジャーの方が2年前に編曲してくださっていたので、それをそのまま使用したのですが、
もう1曲の「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」は編曲者が間にあわないということでして、
じゃあということで、私が編曲したのでした。
私が編曲したことをあまり言っていなかったのですが、
演奏後に「このままお蔵入りは勿体ないなあ」と思い、
私のサイトで販売を開始しました。
この曲、ピアノ独奏版が圧倒的に演奏されますけれども、
原曲のオーケストラとの共演版は捨てがたい魅力がありますね。
でも、通常のオーケストラを使うにはちょっと経済的事情があって難しいとか、
弦楽四重奏や弦楽五重奏の伴奏版では何か音色とか音響の広がりに物足りなさを感じるという場合とか、
そういった事情に対して、今回の楽譜は応えられる内容と思っています。
でも、需要はあるのかなあ?