10年ごとに教員免許更新が必要な講習を受講する、いわゆる「教員免許更新講習制」が、どうやら7月1日で廃止される公算が大です。
私がこの講習を受講したのは2015年。
受講前の心境「なんでこんな面倒なことをしないとアカンのや!」と不満タラタラ。
申し込みも自分でして、受講料も自分で支払って、まあなんとも面倒なこと。
しかも、当時の私は学校勤務をしていなかったので、前任校の在職証明を発行してもらうということも必要だったのでした。
受講のために必要な日数は5日間。
夏休みに受講したので、この期間は他の仕事が入れられない!
まあ、なんて大変なんだ!
受講当時、私は5日間全て大阪教育大学で、この講習を受講しました。
教育に関する講習が2日間。受講時間は12時間。
これ、睡魔との闘い。
残りの3日間は教科に関する講習。受講時間は18時間。
私が受講したのは「指揮法の基礎と実践」というものでした。
これが大当たり!
とっても濃密な講習期間、とってもいい勉強になったのでした。
この講習の最終日はオーケストラを使って実際に指揮するのですが、
この時のことがきっかけで、課題の曲がとっても好きになりました。
その曲、コープランド作曲の「アパラチアの春」というバレエ音楽。
オリジナル編成は13人編成の室内楽オーケストラ。
(フルート、クラリネット、ファゴット、ピアノ、ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ2、コントラバス)
演奏動画を貼り付けておきます。
この曲のことが好きすぎて、いろんなところで
「アパラチアの春がやりたい」なんて声を出していましたが、
今のところ、実現に至らず。
曲は本当に素敵です。
バレエを実際に付けて演奏してみたいし、
オリジナルの室内オーケストラでも演奏してみたいし(貼り付けた動画がその編成)
大きな編成のオーケストラ版でも弾いてみたいし、
演奏願望は相当強いのですよ。
でも、音楽との出会いは不思議なものです。
乗り気でなかった教員免許更新制、廃止されることを喜んでいるはずなのに、
あの講習がなかったら好きにならなかった曲があるとはねえ。