コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

フォーレを忘れていました

いつも、年始のBlogには、その年のメモリアルイヤーの作曲家たちについて、

勝手にいろいろと語っていた私。

ただ、メモリアルイヤーの基準を勝手に決めていました。

それは、没後○○年をなるべく取り上げないということ。

生まれたことを取り上げることは、なんとなく目出度いのですけれども、

没後のメモリアルイヤーというのは、亡くなったことが目出度いなんてことは決してありませんから、

記念するものでもないかなあと思っていました。

 

ただ、この人は別です。

むしろ、取り上げられるべきと思いました。

その人物、ガブリエル・フォーレ(1845-1924:フランス)です。

先日、NHKEテレの番組「クラシックTV」でフォーレを取り上げていたのを視聴して

「そういえば、フォーレが没後100年だよなあ」と思った私。

 

昔から、フォーレの作品は好きでしたし、いろいろと演奏もしてきましたけれども、

今の私には、とにかくフォーレのレクイエムが好きすぎてたまらない。

一度演奏した際の気持ちよさが忘れられないのでした。

 

この作品、今の時代に演奏する意義は極めて重大なものです。

戦争の絶えない現実、自然災害に苦しむ現実、

フォーレのレクイエムは、亡くなられた人々への哀悼の意を示すことが出来ますし、

人々を救うエネルギーをもたらすことが出来る作品なのかもしれません。

今年のフォーレの作品の演奏シーンに注目です。