この前の土日だったでしょうか、SNSでまさかの言葉がトレンド入りしていました。
その言葉、
「ボッケリーニ」
競馬の話題だったようですが、
私のような音楽家は、どうしても18世紀イタリアのチェリストで作曲家の「ルイジ・ボッケリーニ」が思い浮かんでしまいます。
昔から、彼の作品を演奏する頻度は、他の演奏者よりも多いのではないかと思っています。
まあ、古楽を専門とされる方々には演奏頻度は遠く及びませんが。
数年前、指揮者として「マドリードの夜の通りの音楽」の演奏に関われたときは、スペインのマドリードの風景が思い浮かぶような(すみません、行ったことがないので、あくまでもイメージ先行ですが)音の風景が出せたのではないかと感じていまして、なかなかの手ごたえでした。
ということで、昔から、ボッケリーニの愛が止まらない私なのです。
そして、今の私にとってのボッケリーニの関心事は、
彼が残した弦楽五重奏曲。
100曲以上もあるのですけども、コントラバスが入った弦楽五重奏曲(G.337-339 Op.39)が3曲あります。
昔、その中でG.339(Op.39-3)の第1楽章だけ弾いたことがありました。
肩の力が抜けたリラックスした演奏で、私はその時の演奏が好きでした。
コントラバスが入った弦楽五重奏曲といえば、ドヴォルザークの弦楽五重奏曲第2番が断トツに有名なのですが、
ボッケリーニの作品も3曲もありますから、取り上げられたらいいなあ。