すっかり朝型の生活習慣の私、
午前中にゆっくりと過ごして、本番の仕事に向かうなんて、
なんて優雅な朝なのでしょうか。
優雅に過ごす必要はあるのですよ。
今日の夜はオーケストラのコンチェルト公演。
ここのところ貼り付けているチラシがこれ。
さて、当日券は発売されるとのこと。
今からでも遅くはありませんよ。
それぞれの曲の聴き所を簡単に紹介。
モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも人気の高い曲。
ですが、これまでの演奏習慣を打破する解釈がポイント。
ヒントは第2楽章と第3楽章。
これは驚きます!(ネタバレはしないようにしないとね)
ハイドンのチェロ協奏曲は現存しているもので2曲。
第2番は宮廷で演奏されるような優雅な雰囲気があるのですけれども、
チェロのパッセージはとにかく凄い!
ハイドンを心から愛している私としては、この曲を弾ける喜びに溢れています。
「トルコ風」の異名を持つこの曲、間違いなくモーツァルトのヴァイオリン協奏曲の中では突出した名曲。
今回はモーツァルトが書いたユニークな仕掛けを前面に表現して、
凝りに凝った面白さを兼ね備えた演奏を志向しているような感触。
特に第3楽章はその仕掛けが満載。
私個人としての感触では、私がこれまでに弾いてきたこの曲の演奏体験を完全に覆す楽しさが味わえると思っています。
オーケストラは私がここ数年関わっていますセレーノ・チェンバーオーケストラ。
若いオーケストラゆえ、よくある「こう演奏すべき」という固定概念なく音楽が積みあがってきた練習でした。
今回は若さある演奏というよりは、ソリストさんたちの熱い思いに寄り添うだけでなく、しっかりと対話をして音楽を作り上げる構図。
オーケストラとしても大変いい勉強をしてきたと思います。
なので、可能な限り多くの方々に聞いていただきたいと思っています。
では、今日の夜、大阪のいずみホールでお会いしましょう。