今年の2月末、指揮者業務があってから、長らくコロナ禍の状況のために指揮者業務が停止されていました。
お世話になっていますアマチュアの楽団さんがどのように練習をこなしていくのか、
まさに、先の見えない手探り状態での楽団運営が続くことになるのです。
もう、指揮者としての職務をこなすことはないのかなあと、
正直弱気になっていた私でしたが、
本日、とあるギターアンサンブルの練習に指揮者として参加してきました。
そりゃ、今の私にとって、こんなに嬉しい出来事はありません。
とはいえ、こちらのアンサンブルさん、昨年11月に演奏会を終えてから1年間のブランクがありました。
私自身も指揮者業務を8か月も休止していて、勘が戻るのだろうか?
喜び半分、不安な気持ちが半分、その状態で練習に参加。
練習場に入る際、手洗い、うがい、消毒、検温などのチェックが入り、
そして、メンバーのみなさんとは1年ぶりの再会。
いや~、素朴に嬉しかったものです。
そして、心配はその際に吹っ飛んで、
気が付けば、3時間の練習はあっという間の出来事に。
しかも、1年のブランクは感じることなく、
感染対策をしていること以外はこれまでの練習内容と変わることなく、
いや、むしろ、過去の練習状況よりも良くなっていることが手を取るようにわかりました。
こちらのギターアンサンブルは、来年10月に公演を予定しています。
コロナ禍の状況、どのように演奏会を開催するのか、まだまだ予断を許さない状況ではありますが、
公演に向けて1年間、一歩一歩前へ進めていき、
練習の時間を楽しく過ごせていけるように、
指揮者としてはしっかりと準備をしていきたいと思うものです。
そして、コロナ前の状況だったら当たり前だった「音楽をする」ということの大切さ、喜び、有難さ、そんなものを忘れないようにしたい、
そんなことを実感させてくれた今日の練習だったのではないでしょうか。