来年生誕200周年を迎えるジョヴァンニ・ボッテジーニですが、
他の作曲家にはないことがあるような。
それは、曲のタイトルにやたらと「Gran」という言葉が多いこと。
GranとかGrandとか、日本語に直訳すれば「大」ということ。
先日、このBlogで取り上げたグラン・デュオ・コンチェルタンテも直訳すれば
「協奏的大二重奏曲」なんて堅苦しい言葉になってしまいます。
なので、だいたいはそのままカタカナ表記で「グラン」としてしまうことが多いかと。
例えば、こんな感じ。
Gran Duo →グラン・デュオ
Gran Quintetto →グラン・クインテット
そもそもの疑問、果たして本当に「Gran」に相応しい作品なのかどうか?
こればかりは、その作品それぞれを聞いてみないことにはなんとも。
ただ、曲の演奏時間のことではないことは確か。
どんなに長い作品でも、30分を超える演奏時間の曲は、私の今までの演奏履歴を見てもなかったので、多分そう思っています(違っていたら、すみません)。
ということは、曲想がそのタイトルに相応しいのかどうかという問題。
話題を変えまして、
彼の作品は、コントラバス奏者だから、コントラバスの独奏作品が極めて多いのは至極当然のことなのですけども、
コントラバスが裏方の作品、いわゆる通常の室内楽作品やオーケストラ作品、弦楽合奏の作品も当然あります。
その中でも私が気に入っている作品が2曲ありますので、
機会があれば、その作品を弾いてみたい思いを綴ってみようかなあと思っています。