昨日、NHKのEテレの番組「クラシック音楽館」を見るつもりでしたが、
高校野球の放送があった関係で、
なんと日付を跨いで、深夜0時10分からの放送でした。
さすがに眠たい私だったので、録画をして、今日見ました。
日本を代表する作曲家の一人である武満徹、
ですが、私のこれまでの演奏履歴に彼の作品の演奏体験はあったかなあ?
なんともお恥ずかしい限りなのですが、
私は武満徹については全くの不勉強でした。
今回の番組は、現代音楽を書いている難解な曲想のイメージは全くなく、
私の知らない武満徹でした。
そして、こんなにも面白く、可能性の広がる音の世界があるのかと痛感。
ある種、カルチャーショックに近いものを感じていたのでした。
大昔、かつて勤務していた学校の音楽の授業で一度だけ取り扱ったことのある「小さな空」は、あの頃の思い出が蘇ってきましたし、
「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」は、滅茶苦茶なことで遊んでいることが見ていて楽しく「僕も仲間に入れて」と言って演奏に交わりたくなるし、
とにかく、まあいろんな即興もあって、興味深い時間でした。
こういう番組を見ると、音楽に対する考え方に影響が出てきます。
不思議ですが、私自身の年齢が上がるにつれて、音楽へのアプローチに柔軟な変化が出てきたような気がしています。
あんな楽しみ方もあっていいし、むしろ若い人たちに見てもらいたい番組だなあと思ったものです。
コロナが終息して、普通に音楽の授業で声楽をしてもいい状況になったら、
武満徹の「うた」でも取り上げてみようかなあ?