ロッシーニが1858年に作曲された「一滴の涙」
原語のイタリア語では「une larme」となるのですが、
私はこの曲の原曲がコントラバスとピアノということに長く疑問を抱いていた時期がありました。
ですが、自筆譜を見ると、正確にコントラバスとはなく「バス」の表記、
やはりコントラバスとピアノという編成であることが有力説と見られます。
実際、原典版としてヘンレ出版から楽譜が出ましたしね。
まずは、その原曲の演奏動画を貼り付けておきます。
私が以前に疑問に抱いていたのは「これって、オリジナルはチェロの作品なのでは?」ということ。
事実、チェロの演奏で、しかも変奏曲になってあるものが多く演奏されていますから、
そういった疑問を抱くことは、まあ考えられることであります。
ところで、気になったことが。
チェロと弦楽合奏による演奏を先日聞いて、
「ソロが入るまでの前奏が素敵だなあ」と思ったのでした。
参考までに、その演奏動画を貼り付けておきます。
こういう演奏に出会うと、すぐに自分自身の演奏活動に応用したくなる私。
そうそう、コントラバスと弦楽合奏でも出来ないかと思ってしまうのでした。
ということで、今日はロッシーニの「一滴の涙」を練習しよう!