メンデルスゾーンの作品、勿論大好きです。
オーケストラで彼の作品をいくつか弾いてきている経験がありますけれども、
どの作品でも弾いていて、難しいけれども気持ちがいいものです。
そして、ピアニストとしても、彼のチェロ作品を弾いた経験がありました。
(無言歌 ニ長調 Op.109、チェロソナタ第2番 ニ長調 Op.58)
また、これに飽き足らず、彼のチェロ作品をコントラバスで弾いたことも。
(協奏的変奏曲 ニ長調 Op.17、無言歌 ニ長調 Op.109)
こうなると、あと弾きたい作品はコントラバス奏者が関われる唯一の室内楽作品、
ピアノ六重奏曲 ニ長調 Op.110 なのです。
この曲、1824年作曲ということですから、15歳くらいに作曲とか。
特にピアノの活躍が目立ちますけども、優雅なサロンで味わいたい音楽。
そりゃ「本当に子どもの頃の作品か?」て思わせてしまうのがメンデルスゾーン、
いい曲ですよ。
ところが、実演でお目にかかれる機会はそれほど多くないのです。
原因はいろいろと考えられるのですけども、
一番の理由は編成の歪さ。
ピアノに弦楽器5人が付くから、てっきり弦楽四重奏にコントラバスが追加されると思われがちですが、
ヴァイオリンは1本だけ、あとはヴィオラが2本でチェロとコントラバスが1本ずつという変わり種。
これだと、演奏会をするにも何かとややこしいのです。
でも、弾いてみたいことには変わりはありません。
どんな作品かって?
じゃあ、下のサイトの演奏でもお聞きください。