私の知っている方々で、兄弟で音楽家、結構います。
私の親戚には誰一人として音楽家はいませんので、本当のところはわかりませんが、
兄弟同士では、果たしてお互いをどう思っているのでしょうかねえ?
先日、ハイドンの作品を弾いてきた私ですが、
以前から、ハイドン兄弟の関係はどうだったのかなあと思っていることが。
そうそう、有名なヨーゼフ・ハイドンの5歳下の弟、
ミヒャエル・ハイドンも作曲家なのでした。
現在の日本での音楽界の状況、
兄のヨーゼフが偉大であまりにも有名なために、
弟のミヒャエルはどうも影が薄く、知名度もイマイチ。
ですが、弟のミヒャエルもなかなか魅力的で楽しい音楽も残してくれています。
私のようなコントラバス奏者は、ミヒャエルが残してくれた室内楽作品に大きな興味を抱きます。
というのも、コントラバスを含んだ室内楽作品が多く残されているからです。
私が知っている限りで、以下にリストアップしてみました。
(すみません、面倒だったので、英語表記としました)
<Divertimento>
E flat major, MH9 (va, vc, cb)
C major, MH27 (vn, vc, cb)
D major, MH173 (hr, va, cb)
C major, MH179 (ob, va, cb)
B flat major, MH199 (ob, fg, vn, va, cb)
D major, MH319 (2vn, va, cb)
G major, MH518 (ob, fg, 2hr, va, cb)
<Quartet>
Quartet MH600 (English horn, vn, vc, cb)
くれぐれも、私が知っているだけの作品のリスト。
本当のところ、どれだけあるのかは私は知りませんが。
でもね、これらの曲目を駆使しての演奏会をするなんて、なかなか出来ることではありません。
なのに、今、ミヒャエル・ハイドンを中心にしたコンサートプロジェクトが展開中だとか。
行ってみたいのですけれども、スケジュールの都合、難しいなあ。