本日、私が非常勤講師として勤務している学校で指導しているクラブの大会での演奏でした。
学校名も大会の名称もクラブの形態も演奏曲目も、全部公開できない立場の私なので、
どうやっても今日の状況を正確にお伝えすることは不可能なのですけれども、
許せる範囲の中でのレポートを書きます。
今日は、ちょっと勇気のあることをしました。
それは「指揮者なのに指揮をしない」時間が多かったということ。
それはどういうことなのか?
曲の冒頭はいきなりのソロ、伴奏なしの状態からスタート。
この緊張する場面、私は一切指揮することなく、ソロを担当する生徒に全てを託しました。
なので、後から入る私も含めた他の部員は、ソロを聞いてから状況を読むことに。
私が指揮する場合、まずソロの部分は指揮しないスタイルなので、なかなかスリリングなことなのですけれども、
音楽はこの方法の方がスリルがあって楽しい!
そして、他の伴奏なしのソロの部分も全て指揮なし状態でした。
そうなのです、何もしていない私が随所に出現。
他にも、指揮しているというよりは、音楽の流れを示す指揮を極力していき、
部員たちの自発力に賭けていた場面がちらほら。
これが今日の演奏ではことごとくハマっていき、室内楽的な素敵なやり取りが続出。
演奏が終わってみたら、私の中では大満足の状況となり、舞台袖に移っても興奮を抑えることに必死の私。
そうそう、まだまだ出来ていないことは多いのですけれども(というよりも、基礎力があまりにも無さすぎる部員も多いことは否めない事実!)
現段階でのクラブの演奏、私は嬉しく感じた次第。
ところで、現在のクラブの最高学年は高校2年生、
来年3月に卒業する部員はいませんので、
今回の大会で引退する部員はゼロ。
ということは、来年になっても部員は減らないで、増えていく一方。
どんどんと成長してほしいし、楽しいクラブ生活を送ってほしいなあ。
一応、顧問という役職の私は、これからが楽しみな心境です。