先日、シュニトケの作品についてBlogを書きました。
今日はその続き、シュニトケがこだわったモーツァルトの作品について書きます。
そのこだわった作品とは「パントマイムのための音楽 ニ長調(断片) K.K.446(416d)」というもの。
この曲に関する詳しい解説をしているサイトがありました。以下に貼り付けておきます。
この作品、実は楽譜が不完全な形でしか残されておらず、
従ってそのままの状態では演奏することは出来ないのです。
シュニトケは、その曲の素材を使って「Moz-Art à la Haydn」を1977年に作曲したのですが、
その2年前の1975年にシュニトケ自身がモーツァルトの「パントマイムのための音楽」を再構成しています。
これを作曲といっていいのか、編曲といっていいのか、かなり大胆な再構成。
モーツァルトの作品を復元するという方向性は皆無。
楽譜の情報を以下に記しておきます。
原曲は弦楽4部の編成だったのに対して、シュニトケは斬新な楽器編成で、
フルート、クラリネット、打楽器(2名は必要かな?)、オルガン、ヴァイオリン3名、そしてヴィオラ、チェロ、コントラバスの弦楽器はそれぞれ1名ずつ。
まず、スコアが普通に販売されていることに驚きましたので、
これは演奏動画が出ているのかと思い探してみましたが、
シュニトケが指定した編成での演奏は見つかりませんでした。
ただ、それにかなり近い形での演奏動画が見つかりましたので、
それを代わりに貼り付けておきます。
なるほど、モーツァルトにも聞こえますし、随所にシュニトケのエッセンスが垣間見えるユニークさが感じられると思いましたけれども、
さあ、これを実際に演奏しようと思えるかどうかです。
コントラバス奏者にとっては、まさにお笑い担当のようなパッセージが目白押しなんですけども、
他の奏者にとったら、果たしてどうなんでしょうかね?