来月に私がコントラバス奏者として出演するピアノコンチェルトの演奏会、
演奏予定のプログラムの中に、
サン=サーンス「ピアノ協奏曲第5番”エジプト風”」より第1楽章があるのですが、
昨日、テレビで演奏が放送されていましたので、
勉強と思い視聴。
私はこの曲をこれまでに演奏した経験がないのですけれども、
面白い曲ですねえ、特に第2楽章なんて、本当にエキゾチックで興味深いですね。
私が来月演奏予定なのは第1楽章だけですが、
サン=サーンスが61歳当時に滞在していたエジプトで作曲しているのですから、
どこか異国情緒が感じられるような?
ところで、曲を聞いていて、ちょっとした錯覚が。
第1楽章のピアノ独奏冒頭部分、楽譜は以下のようになっています。
音の出だしは楽譜には1拍目になっています。
ところが、どうしたことか、私には3拍目からスタートした音楽に聞こえてしまったのでした。
専門用語でいうアウフタクトでの開始と思ってしまったのです。
途中で「なんか拍子感覚が合わないなあ」と思ったのも当然のこと。
私が錯覚した聞き方をしていたのでした。
これをオーケストラの練習でしてしまったら致命傷。
いろんな方からおしかりを受けることは確実。
なので、今からしっかりとスコアを読んでおいて、
そんなミスがないようにしておきます。
それにしても、昨年にサン=サーンス「ピアノ協奏曲第2番」を第1楽章だけですが初めてオーケストラで弾いて、
「やっぱり僕はサン=サーンスが好きだなあ」と思ってしまった私。
今回も大好きなサン=サーンスに出会えると思うと嬉しくて仕方がありません。